親子三代で料理家の堀江家では、いつの時代も洋食が食卓を彩りました。孫娘のほりえさわこさんが、祖母のレシピを母から受け継ぎ、いまも家族につくる昭和の味には、幾つもの小さな工夫があります。今回は、スペアリブでつくるごちそう、堀江家の年末年始には必ず登場したという「ポークチョップ」のレシピを紹介します。
(『天然生活』2016年6月号掲載)
(『天然生活』2016年6月号掲載)
ポークチョップのつくり方
おいしさはそのままに、手順を上手に簡略化。ほんのり甘いソースで、ごはんにも合うごちそうです。
懐かしいポークチョップのここをアレンジ
昔は、鍋でコトコトつくったソース。いまは、レンジで手軽に。にんにくと玉ねぎは、みじん切りにしていたが、薄切りにして手間を省いた。これにより、ソースというより具に近い感覚になって、満足感アップ。
材料(2~3人分)
● 豚スペアリブ | 800g~1kg |
● A | |
・にんにくの薄切り | 1片分 |
・玉ねぎの薄切り | 1/4個分 |
・トマトケチャップ | 1/2カップ |
・赤ワイン | 大さじ4 |
・酢、砂糖 | 各大さじ2 |
・ソース、粒マスタード | 各大さじ1 |
・塩 | 小さじ1/2 |
・こしょう | 少々 |
つくり方
1 ソースをつくる。耐熱ボウルにAを入れ、レンジで8分加熱する。
2 オーブンの天板にアルミホイルを敷き、さらに新聞紙をのせて、厚手のクッキングペーパーをのせる。その上に、間隔をあけながらスペアリブを並べ、220℃に温めたオーブンで20分焼く。
3 スペアリブを一度取り出し、新しいクッキングペーパーで、表面の脂をふき取る。天板に敷いていたクッキングペーパーと新聞紙も余分な脂を取り除くため、外す。
4 スペアリブに1のソースを半分まぶし、アルミホイルの上にのせて180℃に温めたオーブンで10分焼く。一度取り出し、残りのソースにからめ、さらに10分焼く。
<撮影/川村 隆 スタイリング/池水陽子 取材・文/福山雅美>
ほりえさわこ
料理研究家、栄養士。祖母、母ともに料理研究家の家庭に育つ。イタリア、韓国での料理修業を経て、料理家の道へ。著書に、母・ひろ子さんとの共著『最新版 簡単おせちとごちそうレシピ』(主婦の友社)などがある。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです