• イーストを使わず、こねいらず、発酵いらずのクイックブレッド。甘酒を使えば風味よく、ふわりとした食感が楽しめます。料理家であり、発酵マイスターでもある榎本美沙さんに、甘酒を使ったクイックブレッドのつくり方を教えていただきました。

    忙しい朝でも焼きたてパンが食べたい!

    “朝ごはんに、焼きたてパン”

    なんとも幸せな響きですよね。

    とはいえ、発酵させるパンをつくろうと思うと、朝ごはんにはなかなか難しい。特に私は朝が得意でないので、余計にそうです……。

    そんな私が「朝ごはんにもおいしい焼きたてパンが食べたい!」という思いで考えたのが、甘酒クイックブレッドです。

    甘酒を入れることで、風味よく、ふわりとした食感に

    画像1: 甘酒を入れることで、風味よく、ふわりとした食感に

    いわゆるクイックブレッドは、発酵させないためコクが足りないと感じてしまうのですが、甘酒を入れることで、甘酒由来の発酵の香りで風味よく、そして、ふわりとした食感に仕上げることができました。

    イーストを使わず、こねいらず、発酵いらずのパンです。

    前の晩に計量を済ませておけば、30分もかからず出来上がるので、朝が苦手な私でも朝ごはんに焼きたてパンが食べられます。

    バターを添えて、ぜひ焼きたてをどうぞ。

    焼いている間に簡単なスープやサラダと合わせれば、朝ごはんの出来上がりです。

    画像2: 甘酒を入れることで、風味よく、ふわりとした食感に

    アレンジも自由自在

    この甘酒クイックブレッドは、アレンジが効くのもうれしいポイントです。

    今の時期ならそら豆とベーコンを入れたり、パンの具材の定番、チーズと黒こしょうを入れたり、レーズンやチョコレートを入れて甘めに仕上げるのもおすすめです。

    甘酒クイックブレッドのつくり方

    画像: 甘酒クイックブレッドのつくり方

    材料(1個分)

    ◎ (A)薄力粉、強力粉各50g
    ◎ (A)ベーキングパウダー小さじ1
    ◎ (A)塩小さじ1/4
    ◎ ヨーグルト(無糖)50g
    ◎ 甘酒(ストレートタイプ)50ml
    ◎ ココナッツオイル(なければサラダ油)大さじ1/2

    つくり方

    【下準備】オーブンを200℃に予熱する。

     ボウルに(A)を入れ、ゴムベラで混ぜる。

    画像1: つくり方

     にヨーグルト、甘酒を加えて混ぜ、ある程度粉っぽさがなくなってきたら、ココナッツオイルを加え混ぜる。(※ここからは混ぜすぎると硬くなるので注意します)

    画像2: つくり方

     全体が混ざったら、オーブンシートを敷いた天板にのせ、手に強力粉(適量/分量外)をつけて、丸く形をととのえる。

     生地の上に強力粉(適量/分量外)をふるい、包丁で十字に切れ目を入れ、オーブンで17分ほど焼く。

    画像3: つくり方

    ポイント
    気温が低い日など、ココナッツオイルが固体化していたら、湯煎や電子レンジで温めて、液体状にしてから使ってください。



    画像4: つくり方

    榎本 美沙(えのもと みさ)
    料理家/発酵マイスター
    広告会社勤務の傍ら、夫婦で一緒に料理を作るレシピ紹介サイト「ふたりごはん」を開設。その後、調理師学校を卒業し独立。発酵食品、旬の野菜を使ったレシピ開発が得意。テレビ、雑誌や書籍、WEBへのレシピ提供、イベント出演などを行う。
    著書に、『ジッパー袋でかんたん季節の保存食』(家の光協会) amazonで見る 、『野菜の「べんり漬け」』(主婦の友社) amazonで見る がある。

    ●Instagram:@misa_enomoto
    https://www.instagram.com/misa_enomoto/
    ●YouTube:「榎本美沙の季節料理」
    https://www.youtube.com/channel/UCGiEIACoA-INiZuSFhoksYA



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