年に一度しか出合えない、旬のもの。少しでも長く楽しみたいなら、保存食にしてみましょう。素材と向き合い、ひと手間かけるのも楽しみのうち。少し先の自分への、うれしいプレゼントです。飛田和緒さんに「栗のシロップ煮」のつくり方と、そのアレンジレシピ「手羽先と栗の甘辛煮」、「中華おこわ」を教えていただきました。
(『天然生活』2022年12月号掲載)
(『天然生活』2022年12月号掲載)
栗のシロップ煮を使って
手羽先と栗の甘辛煮のつくり方
とろりと甘いシロップを使って、つややかに仕上げます。鶏肉は煮込む前に、皮を焼きつけて香ばしさをプラス。
材料(つくりやすい分量)
● 鶏手羽先 | 8本 |
● 栗のシロップ煮 | 6~10個(大きさにより調整) |
● A | |
・水 | 2カップ |
・栗のシロップ煮のシロップ | 大さじ2 |
● しょうゆ | 大さじ1と1/2 |
つくり方
1 手羽先はキッチンペーパーなどで表面を押さえ、余分な水けを取り除く。
2 厚手の鍋に1を皮目を下にして並べ、弱火にかける。鶏の皮から脂が出てきたら、中火にして皮をこんがり焼きつける。
3 Aを加えてふたをし、弱火で10分ほど煮る。
4 栗としょうゆを加え、ふたをせずに中火で煮汁を煮詰めるように火を入れて、味をふくませる。
〈料理/飛田和緒 撮影/林 紘輝 スタイリング/久保原惠理 取材・文/福山雅美〉
飛田和緒(ひだ・かずを)
東京都生まれ。高校時代を長野で過ごす。現在は、海辺の街に夫、娘と暮らす。土地ごとの味と素直に向き合い、日々の食卓で楽しめる家庭料理、保存食をつくり続ける。著書に『季節を味わう保存食手帖』(扶桑社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです