• 和菓子教室「和の菓子いろは」主宰の宇佐美桂子さんと高根幸子さんに、「紅茶焼き皮のあん巻き」のレシピを教えていただきました。もちもち食感の生地にあんこを巻いた桜餅風のお菓子は、紅茶の風味がアクセント。くるみやいちじくの食感の楽しい、あんこのスイーツです。
    (『天然生活』2019年11月号掲載)

    ナッツやドライフルーツの食感が楽しい! 桜餅のような和スイーツ

    和菓子教室「和の菓子いろは」を主宰する、宇佐美桂子さんと高根幸子さんに、あんこを使った手づくりおやつ「紅茶焼き皮のあん巻き」のつくり方を教えていただきました。

    もちもちとした食感の生地に、丸めた粒あんをくるりと巻いた、桜餅風。

    紅茶の風味と、粒あんに加えたいちじくのアクセントがいい組み合わせです。

    ▼粒あんのつくり方はこちら▼

    紅茶焼き皮のあん巻きのつくり方

    画像: 紅茶焼き皮のあん巻きのつくり方

    材料(12個分)

    〈焼き皮〉

    ● 薄力粉60g
    ● 寒梅粉(※)8g
    ● きび砂糖25g
    ● 水110mL
    ● 紅茶葉(アールグレイ)1g
    ● 米油適量

    〈ドライフルーツあん〉

    ● 粒あん200g
    ● くるみ(ローストしたもの)15g
    ● ドライいちじく15g

    ※ 寒梅粉は餅米が原料の粉。加えることでのびるような質感になり保水のある生地になる。製菓材料店で購入できる。

    つくり方

     焼き皮のきび砂糖はふるう。紅茶葉はキッチンペーパーに包んですりこ木などを押しつけて細かくする。くるみといちじくは5mm角に切る。

     小さめのボウルに寒梅粉、きび砂糖の少量、紅茶葉を入れて混ぜ合わせる。

     別のボウルに薄力粉をふるい入れ、残りのきび砂糖を加えて泡立て器で混ぜる。

     に水の2/3量を加え、ダマがなくなるまで混ぜる。を加えて混ぜ合わせ、残りの水を加えてさらに混ぜる。

     フライパンを弱火にかけ、米油を薄く塗る。の生地を大さじ1ほど流し入れ、スプーンの背でなでるようにして楕円形に広げる。表面が乾いてきたら竹串で先端をはがして裏返し、裏面はさっと焼いて取り出す。金網などの上に置き、乾燥しないように布巾などをかぶせておく。計12枚焼く。

    画像: 楕円形に生地をのばす。温度が安定するホットプレートで焼いても

    楕円形に生地をのばす。温度が安定するホットプレートで焼いても

     ドライフルーツあんの材料を混ぜ合わせ、20gずつ丸めて楕円形に整える。の生地の最初に焼いた面を外側にして皮の手前にあんをのせて巻く。器に盛り、飾り用のいちじく(分量外)を飾る。



    〈料理・スタイリング/和の菓子いろは 撮影/安井真喜子 取材・文/結城 歩〉

    宇佐美桂子(うさみ・けいこ)、高根幸子(たかね・さちこ)

    画像: つくり方
    「和の菓子いろは」として季節の移ろいに寄り添った少人数制の和菓子教室を主宰。「手づくりの和菓子の基本は“あん”づくり」とのこと。著書にさまざまなお菓子のレシピが紹介された『はじめて作る和菓子のいろは』(世界文化社)などがある。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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