炒めものや煮ものに
スパイスやナッツをふんだんに使った「インド佃煮」

精進料理店の店主・藤井小牧さんに、自家製保存食「インド佃煮」のつくり方を教えていただきました。

スパイスにからみつくレーズンの甘味で、もろみのまろやかな味があとをひきます。

キャベツや厚揚げと一緒に炒めれば、スパイス風味のおかずに。

「インド佃煮」のつくり方

材料（つくりやすい分量）

つくり方

１　まいたけ、アーモンド、レーズンをそれぞれ細かくきざむ。

２　鍋に米油、クミンシード、カレー粉を入れ、ごく弱火にかける。カレー粉の香りが立ってクミンがはじけてきたら、アーモンドとレーズンを入れて混ぜる。なじんだら１のまいたけを入れ、ごく弱火で炒め煮する。

３　２のまいたけがしんなりしたら、もろみを加え、油となじませながら煮る。

「インド佃煮」を使って
「キャベツと厚揚げの炒めもの」のつくり方

プチプチとしたクミンがはじけて香る一品。

キャベツや厚揚げの食感と相性抜群です。

材料とつくり方（2人分）

１　キャベツ1/4玉をざく切りにする。厚揚げ1枚は油抜きをせず、2cm幅に切る。

２　フライパンにインド佃煮大さじ2を入れて温める。１を加えてしんなりするまで炒める。味見して、塩で味をととのえる。

〈撮影／川村 隆　取材・文／河合知子〉

藤井小牧（ふじい・こまき）
精進料理家の両親の下、鎌倉で育つ。東京・秋葉原のカフェ風精進料理店「こまきしょくどう」のおかみとして、現代の暮らしに寄り添う精進を提案。

※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです