• すがすがしい朝時間に心を整えて、元気に一日をスタート。暮らし上手なあの人の、朝の過ごし方を拝見します。今回は、「ファームキャニング」代表・西村千恵さんの「朝時間」。西村さんが朝を元気に迎えられる秘訣は、夜の過ごし方にあるようです。
    (『天然生活』2023年5月号掲載)

    “朝は動いて、夜はゆっくり”とメリハリをつけて

    西村さんが朝から元気に動ける秘訣は、そもそも夜の過ごし方にあるようです。

    「子どもを寝かしつけたあと、仕事をしていた時期もあったんです。でも、自分も寝落ちしたり、子どもが夜泣きしたりで、結局うまくいかない……って思いしか残らない。ならばいっそのこと、夜は仕事をしないと決めて、本を読んだり映画を見たり、自分の時間をもつことにしたら、気持ちがだいぶ軽くなりました」

    仕事や家事に終わりがないからこそ、自分で区切りをつけている西村さん。そうして元気に朝をむかえたら、今度は朝のうちに、夕方の自分に気を配ります。

    画像: 野菜を蒸す、乾物をもどすなどの“展開自由”な下ごしらえを済ませておき、夕食づくりを楽に

    野菜を蒸す、乾物をもどすなどの“展開自由”な下ごしらえを済ませておき、夕食づくりを楽に

    「朝の家事では、夕方、家に帰ってきたときに『やっておいてよかった〜』と思えることを優先しています。野菜が洗ってあるだけでも夕飯の支度が楽だし、汚れの目立つ場所さえきれいであれば、機嫌よく過ごせますから」

    ルーティンが決められなくても、「ここだけは!」のポイントは決めておく。

    それによって一日が上手にまわり出していくのです。

    画像: 「夕方の自分」がラクになる家事を朝こなし、毎日を元気に過ごす。ファームキャニング・西村千恵さんの“心を整える”朝時間

    豆をもどすのは時間がかかるから、朝のうちに水につけておく。

    少しの手間で夕飯の支度がスムーズに。

    西村さんの「朝の整える心がけ」

    同時進行
    ルーティンは最低限に
    夕方にうれしいと思うことを準備



    〈撮影/林 紘輝 取材・文/石川理恵〉

    西村千恵(にしむら・ちえ)
    小6、小3、2歳保育園児の母。無農薬の規格外野菜を、日常の料理に活躍する味つけにしてびん詰め販売するほか、ケータリング、畑のスクールを手がける。著書に『野菜まるごと 畑のびん詰め』(NHK出版)、『畑から生まれた野菜のいちばんおいしいレシピ』(家の光協会)がある。http://www.farmcanning.com/

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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