(『天然生活』2022年3月号掲載)
心地よい香りに包まれて、「ハーブの手浴」
寒さで体がこわばりがちな冬は、ハーブの力を借りて、心と体をほっとゆるめましょう。
ハーバリストの萩尾エリ子さんに、冬の体をゆるめるハーブの手立て「ハーブの手浴」を教えていただきました。
ポットマリーゴールドやカモミールなど数種類のハーブを入れたハーバルバスは、心地よい香りに包まれて、心と体がポカポカに。
手浴のほか、足浴として、足をあたためても。
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楽しみ方
ポットマリーゴールド(ドライ)、ローズマリー(ドライ)、ジャーマンカモミール(ドライ)を、1~2つまみずつ洗面器に入れ、熱湯を注ぎ、ハーブの成分を数分抽出する。その後、適温のお湯を注ぐ。
柔らかなお湯の感触や湯気の香り、五感に響くハーブの手浴
「ハーブの手浴」を体験した長田佳子さんに感想を教えてもらいました。
手浴というものを初めて体験させてもらって、なんと気持ちのよいものなのだろうと感動しました。
温度やお湯の柔らかさ、上ってくる湯気の香りなど、すぐに五感に響いてきて、腕や首の周りから頰にかけてもじんわり温かくなるのを感じました。
このレシピはハーバルノートで昔から愛用されてきたものだそうで、寒い場所で暮らす方々、働きものの手を守ってくれるに違いないと思いました。
〈撮影/寺澤太郎〉
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萩尾エリ子(はぎお・えりこ)
ハーバリスト。ハーブとアロマテラピー専門店「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」主宰。著書に『風の飲みもの、光のおやつ』、『あなたの木陰 小さな森の薬草店』、『香りの扉、草の椅子』(すべて扶桑社)など。
長田佳子(おさだ・かこ)
菓子研究家。「foodremedies」の屋号で活動。著書に『はじめての、やさしいお菓子』、『季節を味わう癒しのお菓子』(ともに扶桑社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
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