• 写真と文を軸に、さまざまな表現をする七緒(なお)さん。鎌倉山の麓で育むゆるやかな暮らしと、15年以上積み重ねてきた“セルフケア”の小さなアイデアをお届けします。今回は、季節の変わり目のゆらぎを、すこやかに整える「精油」ケアについて。忙しい日々でも、心地よくあることを忘れずに。ゆるく始められる気軽なケアで、毎日のすこやかな変化を楽しんでみませんか。

    セルフケアで、自己顕示欲を手放した

    こんにちは、写真と文の七緒です。

    突然ですが、数年前「自己顕示欲 どう手放す」と検索したことを覚えています。他人より抜きん出ることばかり考え、その思考回路自体にも苦しさを感じていました。

    当時のがむしゃらさは愛しいですし、必要なフェーズだったとも思います。

    でもセルフケアを重ねることで、次第にマインドが変化。今は、心地よさを分かち合うことにときめくようになり、生きるのがとても楽になりました。

    たとえば昨年秋にひらいたOPEN DAY。おいしい珈琲を一緒に楽しんだり、ハーブを蒸留し、アロマスプレーを作るワークショップを企画。家でくつろぐみんなの姿は忘れられません。

    画像: 庭にあるハーブを一人ひとり収穫し、蒸留。大好評でした

    庭にあるハーブを一人ひとり収穫し、蒸留。大好評でした

    画像: 鎌倉の調香ブランド・Lunefさんの導きで、心地よい香りづくり

    鎌倉の調香ブランド・Lunefさんの導きで、心地よい香りづくり

    遊びに来てくれた友人には、採れたて野菜やハーブをどっさり持ち帰ってもらいたいし、先日は庭の柑橘をもぎって、おすそわけ用のジャムをくつくつ煮込みました。

    画像: セルフケアで、自己顕示欲を手放した

    心身をケアし、内面を見つめ直した結果「一人勝ちじゃなくて、みんなで豊かになった方が楽しいな」と思えたんです。その方が、幸せの総量が増える気がして。

    ゆらぐ季節の変わり目、1滴ですこやかに
    精油の簡単セルフケア3選

    画像: ゆらぐ季節の変わり目、1滴ですこやかに 精油の簡単セルフケア3選

    今回は、精油を活かして、冬から春へ、季節の変わり目のゆらぎを整えるセルフケアを紹介します。

    エッセンシャルオイルとも呼ばれる精油は、植物の花や葉、果実や種子などから抽出される天然の芳香成分。

    ヨーロッパでは医師・薬剤師が薬品として用いることもあるほど、効果はパワフル。1滴でも効き目を感じられ、セルフケアから家事まで万能に使えるのが魅力です。

    花粉症や環境の変化など、心身がゆらぐこの時季。家にあるもので叶う、簡単セルフケアを3つご紹介します。

    ①ティーツリーうがい

    画像: ①ティーツリーうがい

    抗菌、抗ウイルス作用のあるティーツリーの精油。水に1滴垂らしてうがいすることで、喉のイガイガや鼻水症状を和らげてくれます。

    ゆすいだ後の洗面台が清々しい香りになるのも地味にうれしい。

    ※ティーツリーは刺激が弱いため安心してお使いいただけますが、必要な方はパッチテストを行ってからご使用ください。飲用はお控えください。

    ②マスクに垂らして花粉症ケア

    画像: ②マスクに垂らして花粉症ケア

    花粉症の方におすすめなのが、マスクの“肌に直接あたらない場所(鼻と口の間など)”に精油を1滴垂らすこと。

    症状を緩和しながら、香りにも癒やされ一石二鳥。鼻水や目のかゆみを抑える効能があると言われるユーカリ・ラディアタやティーツリーがおすすめです。

    ③マグカップで芳香浴

    画像: ③マグカップで芳香浴

    お湯に好みの精油を1滴垂らし、目を閉じて顔を近づけ、立ちあがる蒸気を感じながら鼻から吸入します。アロマサウナに入った後のようにすっきりしますよ。

    誤って飲まないよう、終わったらすぐに洗ってくださいね。

    他にもいろいろ、精油のアイデア・使いこなしポイント

    他にも、精油のセルフケアは無限大です。

    精製水・エタノールと合わせてアロマスプレー、オイルと混ぜて化粧水前のブースター。水拭き時に1滴入れて抗菌に。書ききれません(笑)

    ポイントは100%天然成分で、信頼できる人・店から購入すること。妊娠・授乳中は濃度を半分に、1歳未満の子どもには使いません。ルールを守って適切に使うことができれば、心強いお守りになってくれるはず。

    精油の力を借りて、ゆらぎ多き季節を健やかに過ごしていきましょう。

    人生も心地よく変化する、セルフケア

    どんなに心身がゆらいでも、誰かがうらやましくなっても、私たちは自らの歩幅で堂々と歩いていくことができると実感しています。

    そのために大切なのは、自分自身に目を向け、ケアを重ねること。

    画像1: 人生も心地よく変化する、セルフケア

    セルフケアを通じて心や体と向き合うことで「ほんとうの自分」と足並みが揃ってくる。不調が整うことに加え、人生まで心地よい方へ変わるとしたら…。

    セルフケアとはなんと可能性に満ちているのでしょう。

    今日も鎌倉山の家はやわらかな光で満ち、春に向けて、白木蓮のつぼみがふくらんできました。機会があれば遊びにいらしてくださいね。

    【光と緑の家 OPENDAY】
    3/21(金)〜22(土)に、七緒さんのアトリエ「光と緑の家」にて、OPENDAYを開催します。
    アロマスプレーづくりや、親子向けワークショップ、写真館も。
    詳細はインスタグラム:@naotadachiからご覧ください。

    ▼精油を活用したセルフケアを詳しく知りたい方は「セルフケアジャーニー#41#75」へ



    参考書籍『ゆるめる・温める・巡らせる/鈴木七重』

    画像2: 人生も心地よく変化する、セルフケア

    七緒(なお)
    写真と文。人や暮らしにまつわる撮影・インタビューを手がける。代表作に「前田敦子の"月月"」。1児の母。鎌倉山の麓に暮らしながら、植物療法士としても学びを深めている。
    インスタグラム:@naotadachi
    ラジオ(voicy):心地よくきく、セルフケアジャーニー


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