• 季節ごとに保存食を仕込むなど、四季の移ろいを大切にしている薬膳料理家・山田奈美さんに、朝をすこやかに過ごすために工夫していることを聞きました。自然の恵みの力を活用しながら、家族で日々の体調を整えています。
    (『天然生活』2020年5月号掲載)

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    山田さんの“朝をすこやかに過ごすための習慣”

    自然に囲まれた暮らしを送る山田さん。

    毎日の体調を整える際も自然の恵みが欠かせません。

    体を温める紅花茶、シンプルなパン。

    どちらも手軽に取り入れられるため、ずっと続いています。

    朝をすこやかに過ごすための習慣 01
    紅花を入れた白湯で血行促進

    起きてからすぐに飲むのが、紅花茶。

    茶碗に乾燥した紅花の花弁をひとつまみ入れて、鉄瓶で沸かした白湯を注ぐ。

    「飲むと少しずつ体が温まってきます。紅花は漢方の生薬で、血行をよくする作用があるんです」

    一年中、ほぼ毎朝続けている習慣。

    漢方とはいえクセのない味なので、息子の大地くんも時々飲んでいるそう。

    画像: 乾燥させた紅花に白湯を注ぐと、お湯がきれいに色づく。クセがなく飲みやすい味

    乾燥させた紅花に白湯を注ぐと、お湯がきれいに色づく。クセがなく飲みやすい味

    朝をすこやかに過ごすための習慣 02
    チャパタ風パンは子どもの大好物

    神奈川県横浜市にあるパン屋「マドマドキッチン」に教えてもらった一次発酵だけでつくれるパンは、息子の大地くんのお弁当に、おやつにと大活躍。

    「米麴の天然酵母と塩、小麦粉、水でつくる高加水のパンです。手軽につくれるので、あわただしい朝にもぴったり」

    でき上がりは外側がパリッと、中はもちもちとした食感に。

    画像: 生地を入れたふた付きグリルパンをガスコンロの魚焼きグリルに入れ、7〜8分ほどで焼き上げる

    生地を入れたふた付きグリルパンをガスコンロの魚焼きグリルに入れ、7〜8分ほどで焼き上げる

    画像: 仕込んだ生地を容器に入れ、入浴後の湯船の中、35℃前後のお湯に一晩浮かべておく。翌朝、取り出してすぐ成型できる

    仕込んだ生地を容器に入れ、入浴後の湯船の中、35℃前後のお湯に一晩浮かべておく。翌朝、取り出してすぐ成型できる

    画像: 翌朝、湯船から引き上げたパン種は順調に発酵が進んでいる

    翌朝、湯船から引き上げたパン種は順調に発酵が進んでいる

    ▼山田奈美さんの“朝の過ごし方”の記事一覧

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    『山田奈美さんの手仕事を楽しむ古民家暮らし』(扶桑社)

    『山田奈美さんの手仕事を楽しむ古民家暮らし』(扶桑社・刊)

    画像: 薬膳料理家・山田奈美さんの「朝の健康習慣」自然の恵みを食事に取り入れて“毎日の体調”を整える

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    〈撮影/公文美和 取材・文/嶌 陽子〉

    山田奈美(やまだ・なみ)
    薬膳料理家。「食べごと研究所」を主宰し、自宅で和食薬膳教室などを開催。近著に『山田奈美さんの手仕事を楽しむ古民家暮らし』(扶桑社)など。



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