藤枝理子さんに聞く
「英国式アフタヌーンティー」の楽しみ方4つ

お茶と食べ物だけでなく、空間のすべてを五感で楽しむ。そんな豊かな世界を堪能する方法を教えてもらいました。

「アフタヌーンティー」の楽しみ方１
器を楽しむ

器はアフタヌーンティーの主役といっても過言ではありません。柄やデザインなどの美しさを味わいましょう。ただしティーカップやソーサーなどの裏側を見るのはマナー違反。気になる場合はスタッフの人に聞いてみると会話が広がります。

「アフタヌーンティー」の楽しみ方２
紅茶のセレクトを楽しむ

食べ物との相性を考えてお茶を選べばお茶の時間がいっそう味わい深いものに。可能ならプレートごとにお茶の種類を替えてみるとよいでしょう。ふだん飲まないお茶に挑戦してみるのも楽しみのひとつ。迷ったらスタッフの人に相談を。

「アフタヌーンティー」の楽しみ方３
建築や調度も、大切な要素

アフタヌーンティーというとお茶や食べ物ばかりに目が行きがち。ですが器はもちろんのこと、建築や調度品など、空間のすべてを味わい尽くすのが醍醐味です。ホテルによくある、陶磁器が飾られたチャイナキャビネットもぜひ鑑賞を。

「アフタヌーンティー」の楽しみ方４
ティーフーズを味わう

お茶と一緒にいただく食べ物、ティーフーズ。なかでも外せないのがイギリスらしさの象徴であるスコーンです。お茶との相性は抜群、しかもプレーンタイプのほかに季節のフレーバーが用意されている場合も。食べ比べも楽しいものです。

〈監修／藤枝理子　撮影／山川修一　取材・文／嶌 陽子〉

藤枝理子（ふじえだ・りこ）
アフタヌーンティー研究家。結婚後、紅茶好きが高じてイギリスに紅茶留学。帰国後は紅茶とお菓子のプロデュースに携わり、東京初サロン形式の紅茶教室「エルミタージュ」を主宰。テレビや雑誌、大学の講演会や企業コンサルタントとしても活躍中。著書に『英国式アフタヌーンティーの世界』（誠文堂新光社）など。

※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです