さまざまな薬効があり“万能薬”と呼ばれるヨモギ。沖縄に暮らすかわしまようこさんに、ヨモギを使った沖縄料理「フーチバーソーメンのつくり方」を教えてもらいました。ヨモギはやわらかく香りのよい葉を摘み、ていねいにあく抜きをするのがポイントです。
(『天然生活』2020年8月号掲載)
(『天然生活』2020年8月号掲載)
さわやかな香りを楽しむ、ヨモギそうめん
植物研究家のかわしまようこさんに、フーチバーソーメンのつくり方を教えていただきました。
沖縄ではヨモギを「フーチバー」といいます。
やわらかくて香りのいい葉を摘み、ていねいなあく抜きがおいしさのコツ。
さわやかな香りが胃腸を刺激し、暑さや湿度を忘れさせてくれます。
フーチバーソーメンのつくり方

材料(1人分)
● ヨモギ | 25g(先端から10cm10本程度) |
● そう麺 | 2束 |
● 太白ごま油(白) | 適量 |
● しょうが | 少々 |
● 塩 | 適量 |
● しょうゆ | 少々 |
● タヒニ(なければ白ごまペースト) | 少々 |
つくり方
1 かたい茎をのぞいたヨモギの葉を沸騰した湯に大さじ1の塩(分量外)を入れて3~5分ゆでる。ゆでたヨモギをボウルの中に入れて流水であくを抜く。
2 水けをきったヨモギと3枚ほど薄くスライスしたしょうがをみじん切りにして、太白ごま油で炒める。
3 ゆでたそう麺がくっつかない程度に太白ごま油でからめ、2を混ぜながら、塩、しょうゆ、タヒニで味をととのえる。
* * *
▼かわしまようこさん「和のハーブ‟ヨモギ”のお手当て」記事一覧
〈文/かわしまようこ 撮影/大城 亘〉
かわしまようこ
沖縄在住。2000年より雑草にまつわる活動を開始。教室の開催や、雑草を生かした商品を制作。著書に『草と暮らす』(誠文堂新光社)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです