(『天然生活』2022年7月号掲載)
ピーマンの育て方のコツ
1.土を乾燥させない

ピーマンは乾燥に弱いので必ずマルチングを。
ヤシガラチップやアルミ箔などで土の表面をまんべんなく覆うと、土の保水性がアップ。
乾燥から守ります。
2.第一花の下のわき芽を取る

実がよく育つように、最初に咲いた花の下の、葉のつけ根から出てくるわき芽をすべて取り除きます。
茎についている葉はそのまま残しておきます。
3.最初になった実は取る

次の実をつける体力を残すため、通常の収穫サイズの半分程度の大きさになったら、最初の実を取ります。
1回目の肥料を与え、その後は2週間ごとに追肥を。
病気対策について
最後に、白鳥さんが困っている病気対策についてお聞きしました。
「病気はそのままにしておくと、隣家などにもどんどん広がるので、早めに対処するのがいいです。
薬剤を使うのもひとつの手。‟オーガニック栽培に使える”と表示のある市販品を使えば、食べるときも安心ですよ」
今回学んだことを参考にして、初夏のベランダ菜園を計画しようと張りきる白鳥さん。どんな畑になるのか、とても楽しみです。
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▼白鳥久美子さん「ベランダ菜園」記事一覧
〈監修/深町貴子 撮影/近藤沙菜 イラスト/山下晶代 取材・文/小松﨑裕夏〉
白鳥久美子(しらとり・くみこ)
1981年生まれ。福島県出身。2008年に川村エミコとお笑いコンビ「たんぽぽ」を結成。コンビとしての活動に加え、テレビ、ラジオ、ドラマ、舞台など多方面で活躍中。天然生活webにて「白鳥久美子の手作り暮らし」を連載中。
深町貴子(ふかまち・たかこ)
園芸家。タカ・グリーン・フィールズ専務取締役。植物を育てることの楽しさや喜び、生態系の仕組みや不思議を独自の視点で語り、園芸の楽しさを広めている。YouTubeチャンネル「Horti」で園芸の動画を配信中。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです