料理研究家の荻野恭子さんが家族の朝食のため、週に数回焼いているという、簡単でおいしいオーブン要らずのパン。焼く、揚げる、蒸すなど、加熱方法を変えれば5つの種類に。気負いなく続けるコツを伺いました。今回は、「ハチャプリ」のつくり方を教わります。
（『天然生活』2020年10月号掲載）
（『天然生活』2020年10月号掲載）
「ハチャプリ」のつくり方
多めの油でじっくり揚げ焼きに。冷めてもおいしいです。
あんこや漬物、ひじき煮などを入れれば、手軽な総菜パンにも。
ハチャプリ
朝食やスナックに、ジョージアの家庭で親しまれている揚げ焼きパン。
長野の「お焼き」に似ています。
フェタ（ヤギのチーズ）や赤いんげん豆を煮て入れるのも現地では定番。
季節のジャムを加えたロシアンティーに合わせていかが。
材料（8個分）
| ● 基本の生地（※次のページ10の状態） | 全量 |
| ● 打ち粉（強力粉） | 適量 |
| ● 植物油 | 大さじ2 |
| ● A | |
| ・カッテージチーズ | 50g |
| ・細ねぎ（小口切り） | 2本分 |
| ・塩 | 少々 |
つくり方
１ 台に打ち粉を広げ、くっつかないよう生地にまぶしながら、手の腹と指で広げて直径10cm程度にのばす。端を少し立ち上げると具を包みやすい。
２ Aを合わせて１の生地に包んで成形する。
Aを合わせて生地にのせ、端から生地をのばしてお焼きのように包む
口を閉じた側を下にして、上下を押さえて直径6～7cm程度に整える
３ フライパンに油を熱し、２を並べて弱火でじっくりきつね色になるまで両面焼く。
▼ポリ袋で簡単！気楽に“自家製パン”のある暮らし▼
1. 「基本のプチパン」のつくり方
2. もっちり「ベーグル」のつくり方
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4. 蒸してふわふわ「花巻」のつくり方
5. 揚げ焼きパン「ハチャプリ」のつくり方
＜料理／荻野恭子 撮影／公文美和 スタイリング／竹内万貴 取材・文／吉田佳代＞
荻野恭子（おぎの・きょうこ）
料理研究家。東京生まれの江戸っ子。ロシアをはじめ、ユーラシア65カ国を訪れ、家庭料理を研究。『ビーツ、私のふだん料理』が扶桑社より復刊。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです
