• 2023年6月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたまさこさん。少しずつ体が動かなくなっていく進行性の病気とともに生きながら、家族との一日一日を大切に過ごしています。このエッセイでは、まさこさんの日々の暮らしや思い、そして、喫茶店の店主として、母として、数々の料理をつくり続けてきたまさこさんの“未来に届けたいレシピ”などをつづっていきます。今回は、長く描いてきた目標「レシピ本の出版に向けてのお話」です。

    未来へ伝えたいレシピ
    「スタッフドマッシュルーム」のつくり方

    画像: 未来へ伝えたいレシピ 「スタッフドマッシュルーム」のつくり方

    夜の喫茶営業でも、ちょっとしたホームパーティーでも人気だった、大人も子どもも大好きなマッシュルームの詰め物です。

    材料(つくりやすい分量)

    ● マッシュルーム8個
    ● マッシュルームの軸4個分
    ● ベーコン1枚(約14.4g)
    ● クリームチーズ大さじ3
    ● ガーリックパウダー小さじ1/3(約1g)
    ● オニオンパウダー小さじ1/3(約1g)
    ● オリーブオイル(お好みで)適量
    ● パルミジャーノ・レッジャーノ(お好みで)適量

    つくり方

    1 マッシュルームは軸を取り、濡らしたペーパーで軽く拭いて、オーブン皿に並べておく。

    2 ベーコンとマッシュルームの軸を粗く刻み、カリカリになるまで炒める。

    3 出た油をマッシュルームに回しかけ、足りなければオリーブオイルを少し足す。

    4 クリームチーズ、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、炒めた具材を混ぜ、マッシュルームの穴に詰める。(※詰め物が足りないときは、少しずつ足して調整してください)

    5 予熱なしのオーブン200℃で10~15分焼き、お好みでパルミジャーノ・レッジャーノをかけて仕上げる。

    画像: つくり方

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    ▼「難病ALSとともに生きる」第1話からはこちら

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    ▼『FBS福岡放送ニュース』での取材動画はこちら

    画像: 難病ALSが進行。体の不自由さが増す中の「豊かで幸せな日々」夢に見たレシピ本の出版、理想のお店、たくさんの友人に囲まれて気づいたこと|難病ALSとともに生きる/まさこ

    https://youtu.be/Gvp1U12mPVo?si=3Q2WyfGEejuLW7Cs


    〈撮影/いわいあや 協力/田中 文(キッチンパラダイス)〉

    まさこ
    1981年、喫茶モーニングの街・愛知県豊橋市に生まれる。カフェオーナーだった賢介さんと結婚し、家族で日本と海外を行き来する生活を送った後、2018年に福岡でカフェ「サウンズフード サウンズグッド」をオープン。2021年、長女・琳さんを出産後、足から違和感を感じるようになり、2023年にALSの診断を受ける。失意の底に突き落とされるが、自然治癒の症例もあると知り、その可能性に希望を見いだして生きることを決意。現在は「#何処かで誰かの希望となりますように」を合言葉に、これまで考案してきたレシピを記録に残す活動を開始している。
    インスタグラム:@sfsg_masako

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    ▼『天然生活』2025年6月号掲載のまさこさんの記事を公開中です。ぜひ合わせてお読みいただけましたら幸いです。



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