最近の私のこと
レシピ本の出版に向けて動き出しました!
長く描いてきた目標――レシピ本の出版に向けて、大きく動き出しました。
10月は、これまで温めてきたレシピの中から掲載するものを選び、何度も試作と調整を重ね、撮影まで無事に終えることができました。
体の不自由さが増している私の代わりに、16人もの友人たちが数か月にわたって試作を重ね、撮影日には完璧な料理に仕上げてサポートしてくれました。本当にありがたいことです。

その一方で、病気の進行は全く止まりません。
スマホの操作も難しくなり、メールの返信は短くなりました。体調の悪い日はスタンプだけ、あるいは返せないことも増えています。
言葉を発するのも難しく、滑舌が悪くなって思うように伝わらなかったり、呼吸筋の低下ですぐに息が上がってしまい、長く話すことができません。
それでも私が前を向いて進み続けられるのは、支えてくれるたくさんの方々、力を貸してくれる友人たち、そして家族の存在があるからです。

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▼「難病ALSとともに生きる」第1話からはこちら
〈撮影/いわいあや 協力/田中 文(キッチンパラダイス)〉
まさこ
1981年、喫茶モーニングの街・愛知県豊橋市に生まれる。カフェオーナーだった賢介さんと結婚し、家族で日本と海外を行き来する生活を送った後、2018年に福岡でカフェ「サウンズフード サウンズグッド」をオープン。2021年、長女・琳さんを出産後、足から違和感を感じるようになり、2023年にALSの診断を受ける。失意の底に突き落とされるが、自然治癒の症例もあると知り、その可能性に希望を見いだして生きることを決意。現在は「#何処かで誰かの希望となりますように」を合言葉に、これまで考案してきたレシピを記録に残す活動を開始している。
インスタグラム:@sfsg_masako
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▼『天然生活』2025年6月号掲載のまさこさんの記事を公開中です。ぜひ合わせてお読みいただけましたら幸いです。







