• 福岡の喫茶店「サウンズフード サウンズグッド」の店主、まさこさん。難病ALSを発症しながらも、人生を楽しみながら挑戦し続ける姿が、多くの人の共感を集めています。本記事では、ALSの発症から、暗闇の先にたどりついた想いを伺いました。
    (『天然生活』2025年6月号掲載)

    喫茶店の日々とALSの発症

    画像: 暖かな季節は屋外席にもなるウッドデッキで記念写真を。「空き家だった美容室をリノベーションしてつくったこのお店は、向かいの公園の景色も含めて大好きな場所です」

    暖かな季節は屋外席にもなるウッドデッキで記念写真を。「空き家だった美容室をリノベーションしてつくったこのお店は、向かいの公園の景色も含めて大好きな場所です」

    福岡県福岡市中央区、のどかな公園のすぐ目の前にある、小さな喫茶店。「サウンズフード サウンズグッド(以下、サウンズフード)」は2018年にオープンした、知る人ぞ知る人気店です。

    店主のまさこさんは、喫茶店文化が息づく愛知県豊橋市の出身。夫の賢介さんと結婚後、家族で世界を旅したのち、縁あって福岡に移住、念願の店舗を構えました。

    パエリアパンを使った熱々ナポリタンに、ガーリックが香るキャロットラペ、粗糖のやさしい甘さの紅茶プリンなど、メニューはどれも楽しさとオリジナリティに満ちたものばかり。

    食材や調味料を厳選し、世界各地の「おいしい」を紡ぎ直すように表現されたその味が評判を呼び、着実にファンを広げていきます。

    2人目の子にも恵まれ、暮らしも順風満帆。そう思われた2021年のはじめごろから、まさこさんの体に不調が現れます。

    思うように足が動かず、よく転ぶようになり、急速に歩行が困難に。けれど病院を受診しても、原因がわからず、症状も改善しません。

    先の見えない不安が限界を迎えようとしていた2023年、ようやく告げられた病名は「ALS」。それは、発症の原因も治療法も明らかになっていない難病でした。

    ALSとは
    筋萎縮性側索硬化症のこと。神経の障害により、脳から筋肉を動かす命令が伝わらなくなり、筋肉がやせていく難病。一方で、体の感覚や視力、聴力などは保たれることが多い。


    〈撮影/いわいあや 取材・文/玉木美企子 協力/田中 文(キッチンパラダイス)〉

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    天然生活2025年6月号と7月号では、福岡にある喫茶店「サウンズフード サウンズグッド」店主のまさこさんを取材しました。

    6月号では、ALS発症のことや家族や友人とのつながりのお話などを、7月号では、まさこさんが未来に伝えたいレシピ、そして大切な調味料や道具について教えてもらいました。

    ぜひお読みいただけましたら幸いです。

    『天然生活2025年7月号』(扶桑社・刊)

    画像1: 難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)とともに歩む日々。喫茶店サウンズフード サウンズグッド店主・まさこさんの“愛と希望”の物語「ありのままに人生を楽しむこと、挑戦することをあきらめない」

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    『天然生活2025年6月号』(扶桑社・刊)

    画像2: 難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)とともに歩む日々。喫茶店サウンズフード サウンズグッド店主・まさこさんの“愛と希望”の物語「ありのままに人生を楽しむこと、挑戦することをあきらめない」

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