気付いたら介護が始まっていた!
介護サービス申請の3ステップ
こんにちは。介護とケアの本屋「はるから書店」の小黒です。
前回は、母の突然の入院について振り返りました。
脳梗塞になった母は、その後、手術とリハビリ期間を乗り越え、約3週間後に退院します。
今回は、いよいよ自宅での介護が始まってからのこと、介護保険のことをお伝えしたいと思います。
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▼前回のお話はこちら

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入院してすぐ投薬治療を開始したものの、脳梗塞の広がりは止まりませんでした。ろれつが回らないだけでなく、食べ物が口の端からどんどんこぼれ、スムーズに歩くことも難しい状態です。
そこで、脳の中の血管をつなぐバイパス手術を行うことになりました。リハビリも早速始まり、朝から晩まで10時間に及ぶ手術を境に、母は徐々に回復していきます。
私も仕事が終わると母のもとに駆け付け、着替えを手伝ったり、母が食事をとる様子を見ながら、毎日おしゃべりをして過ごしました。会話することで、だんだんいつもの母に戻ってきたことを実感し、とてもうれしかったです。
母の退院が決まり、リハビリの先生から、介護サービスは申請するのか尋ねられました。
当時の私は、それが何を指すのかもよく分からず「とくに何も」と曖昧に答え、そのままにしてしまったのです。
20年以上住み慣れた、いつものわが家。たとえ身体に不自由が残っていても、私が家事を引き受け、そばに居さえすれば、きっと元通りの暮らしが送れるはず。そう思い込んでいたのです。
けれど現実は想像以上に難しいものでした。
朝、布団から起き上がる、飲み物のふたを開ける……。これまで当たり前にできていた動作の一つひとつに、母が戸惑う姿。私はそれを仕事の前後や、昼休みに駆け足で戻って支える日々。

母が愛用していた杖。リバティプリントの花柄です

小黒悠(おぐろ・ゆう)
1983年、東京都出身。服飾系専門学校を卒業後、貸衣装店勤務を経て、23歳で図書館に転職。その後20代〜30代に母親の在宅介護を経験。現在は会社員として働きながら、ケアや介護をテーマに「はるから書店」を個人で運営している。
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