• 東京から北海道と千葉へ、2拠点生活を始めた「あたらしい日常料理 ふじわら」の藤原奈緒さん。今ある肩書きにとらわれず、自分らしく軽やかに。人生の転機を迎え、あたらしい自分に出逢っていく冒険の日々を綴ります。今回は、千葉へ移した製造所と調味料づくりについて。

    東京から千葉へ。久しぶりに戻った“自分の手”でびん詰めをつくる時間

    2025年の春に、東京から千葉の成田に移した製造所。工事の遅れにより3ヶ月遅れでやっと製造できる状態になり、久しぶりに自分の手でびん詰めを作る日々がはじまりました。

    画像: 東京から千葉へ。久しぶりに戻った“自分の手”でびん詰めをつくる時間

    東京時代は製造はほとんどスタッフに任せていたので、まずはひとつひとつ、材料や製造工程を確かめていくところから。

    「あたらしい日常料理 ふじわら」は、「家庭のごはんをおいしくしたい」そんな気持ちで続けてきた調味料のブランド。改めまして、こんな商品を作っています。

    画像1: 撮影/大沼ショージ

    撮影/大沼ショージ

    「カレーのもと」—最初に作ったびん詰め

    生姜をじっくり炒めたものがベースになっている「カレーのもと」。好きなスープカレーのお店が閉店することになり、再現したくて作ったところからはじまった、最初に生まれたびん詰め。カレーはもちろん、小麦粉が入っていないので調味料としても優秀で、炒めものやスープの味付け、からあげの下味にしたりしてもとてもおいしい。

    「おいしい唐辛子」— いつものごはんを底上げするびん詰め

    「おいしい唐辛子」はにんにく、花椒、桂皮(シナモン)の香りをオリーブオイルにうつして、唐辛子とあわせたもの。和洋中エスニックなんにでも合う、うちのエース。食べる辣油などと違うのは、料理そのものの味は残しながら、数段味を深めておいしくしてくれるところ。子育て中の友人に配ったら猛烈なラブコールをいただいて、あ、家庭の食卓にこんな調味料があったらいいんだ、と気が付いたことがブランドの構想につながっていきました。

    「パクチーレモンオイル」— かけるだけで気のきいたひと皿に

    「パクチーレモンオイル」はお店をやっていた東京の小金井で、大好きな農家さんのつくるフレッシュなパクチーを生かしたくてうまれたもの。パクチーとレモンが一緒になるとパクチーがやわらかく香るので、苦手な人も食べられたりする。肉、魚、卵、野菜、パンや麺、合わないものがあまりなく、かけるだけで気のきいたひと皿ができる調味料。

    「にんにくえび塩」— エスニックに“おめかし”

    「にんにくえび塩」はエスニック味のものが食べたい時、料理を少しだけおめかししたいときに便利なミックス塩。野菜のソテーや塩焼きそば、中華がゆ、エスニックな料理全般に。どの商品もそれぞれ根強いファンが付いてくださっているのですが、お客様にとても愛されているびん詰めです。

    画像: 「にんにくえび塩」— エスニックに“おめかし”

    びん詰めが、日々を支える“補助輪”に

    びん詰めが自転車でいう補助輪のような存在になって、料理が苦手な人やくたくたな日でも、自分の手でおいしいものを作る喜びを感じてほしい。それが必ず日々の力になって、人生を支えるから。

    画像2: 撮影/大沼ショージ

    撮影/大沼ショージ

    そんな思いを込めて大切に作ってきたびん詰めは、コロナ禍の外出自粛の状況下でたくさんの方に手に取ってもらえるようになりました。商品が広まって販路ができればこの仕事はどこででもできる、それはブランドをはじめたころから考えていたこと。

    移住前、製造は週に15時間ほど×2名ほどの作業量でした。効率よく作業ができていた一方で、場所の使い方としては無駄が多かった。

    ならば、新拠点で新しいスタッフが製造を覚えるまで、わたしが月に10日ほど集中して製造して2拠点を移動しよう。そう思って、まずはやってみた次第です。

    画像: びん詰めが、日々を支える“補助輪”に

    もう一つ、東京時代からずっとやりたかったことがありました。それは、販売いただいているお店からの注文をほぼ受注生産にすること。成田に移動してすぐにその形をととのえ、販売店のみなさまにご協力をいただいた結果、仕事の無駄がなくなり、作り立ての商品をお送りすることができる、そんな体制が整いつつあります。

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    『はじめての日常、料理』(山と溪谷社)|藤原奈緒・著|amazon.co.jp

    『あたらしい日常、料理』(山と溪谷社)|藤原奈緒・著

    『あたらしい日常、料理』(山と溪谷社)|藤原奈緒|amazon.co.jp

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    料理は、あなたのお守りになる。

    東京から北海道と千葉へ。2拠点生活をはじめるまでの日常と料理。
    疲れたときにも作りたくなる24篇のレシピとエッセイのほか、ふじわらの人気商品「納豆辣油」の家庭用のレシピほか、たれレシピを収録しています。



    画像: 撮影/伊藤徹也

    撮影/伊藤徹也

    藤原 奈緒(ふじわら・なお)
    料理家、エッセイスト。“料理は自分の手で自分を幸せにできるツール”という考えのもと、商品開発やディレクション、レシピ提案、教室などを手がける。「あたらしい日常料理 ふじわら」主宰。考案したびん詰め調味料が話題となり、さまざまな媒体で紹介される。共著に『機嫌よくいられる台所』(家の光協会)。著書『あたらしい日常、料理』(山と溪谷社)が好評発売中。
    インスタグラム:@nichijyoryori_fujiwara
    webサイト:https://nichijyoryori.com/

    家庭のごはんをおいしく、手軽に。「ふじわらのおいしいびん詰め」シリーズは、オンラインストアと実店舗・全国の取扱店にて販売中。https://fujiwara.shop/


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