• 以前から興味があった薬膳の世界を勉強し、国際中医薬膳師の資格を取得した料理家のワタナベマキさん。日々に取り入れやすい薬膳的食事の工夫6つを伺いました。調理法や味つけ、ドリンク、おやつなど。意識の変化と少しの工夫で、「なんとなくの不調」や疲れやすさを改善できるかもしれません。
    (『別冊天然生活 心と体が若返る小さな習慣2』より)

    薬膳の知識を取り入れて、食べることで健やかに

    「腸の調子が何となく悪いな〜と感じたら肌に吹き出物ができたり、貧血気味になると髪がパサついてきたり。薬膳の勉強で陰陽五行説などを学ぶと、『ああ、だからそうだったのか』と腑に落ちることの連続でした」

    ワタナベさんが「国際中医薬膳師」の資格を取得したのは2025年1月のこと。

    「いままで何となく感じていたことを体系的に学べたのが興味深く、いろんな答え合わせができた感じでした」

    画像: もともと健康を意識した食生活を心がけていたワタナベさん。薬膳はその習慣がいっそう深まるきっかけに

    もともと健康を意識した食生活を心がけていたワタナベさん。薬膳はその習慣がいっそう深まるきっかけに

    薬膳の世界では腸と肌は関連しており、腸の調子をくずすと肌にトラブルが現れる理由がわかりました。

    髪は東洋医学では「血余(けつよ)」と呼び、体内の血液が全身をめぐった余りのものが髪の毛になると考えられています。

    「血(けつ)」は過労やストレス、睡眠不足や目の使いすぎでも消耗しますから、髪の状態から自分の「血」の状態も推し量ることができるのです。

    「病気になってしまったら、もちろん病院のお世話にならなくてはいけないですが、その手前の『何となく調子がいまひとつ』という『未病(みびょう)』の段階なら、毎日の食べ物で改善できることもたくさんあることが理解できました。薬膳は奥深い世界なので、私もまだ勉強を続けていますが、とても心強く感じています」

    また、薬膳というと「ごはんは『気』を補ってくれる」「ねぎは体を温める」というふうに素材ごとの効能に目がいきがちですが、調理法や味つけによっても、いろいろな効果が期待できます。料理家としては、そこに面白味を感じているとワタナベさんはいいます。

    薬膳ってすごい! “体の答え合わせ”に感動

    五行説(自然界のあらゆるものを木・火・土・金・水に分類する考え方)では食べ物の味を「五味(ごみ)」(酸・苦・甘・辛・鹹(かん)/塩からいの5つ)に分類します。たとえば秋は乾燥が気になる季節ですが、「甘味」を生かした味つけは「潤い」を生むと考えます。料理に甘いはちみつを活用すれば、喉風邪の予防になるのです。

    「味つけでもその季節に弱りがちな 『五臓』をサポートし、中庸な状態にしていく。すごく理にかなっているんですよね。その季節の体が欲している味だから、おいしく感じられますから。『薬膳ってすごい!』と感動する日々です」

    本記事は『別冊天然生活 心と体が若返る小さな習慣2』(扶桑社)からの抜粋です

    〈撮影/山川修一 取材・文/田中のり子〉

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    ワタナベマキ(わたなべ・まき)
    雑誌や書籍、広告、テレビ、webなど多方面で活躍。日々の食事に役立つシンプルレシピから、旅先で出合ったエスニック料理まで得意料理は幅広い。著書に『梅干しは万能調味料』(主婦と生活社)、『あたらしいみそおかず』(文化出版局)など。



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