• 気候が不安定なうえ、環境の変化も大きい春は体調をくずしがち。できるだけストレスを減らし、気をめぐらせる暮らしの養生で、自律神経を良好に保ちましょう。国際中医薬膳管理師漢方アドバイザー久保奈穂実さんに、春の「ウォーキング」のすすめについて聞きました。
    (『天然生活』2025年4月号掲載)

    春は“肝”を意識してゆるゆる、伸び伸び

    東洋医学において、春は五臓のうちの「」をいたわりたい季節。肝は血を貯蔵し、気の流れや自律神経を調節して、感情や全身の機能がスムーズに働くように整える機能をもちます。

    国際中医薬膳管理師の久保奈穂実さんによれば、春の不調は、この肝の働きが弱ることが主な原因だそう。

    生活面では、肝の大敵であるストレスをためないことが重要。

    「まじめで完璧主義の人ほど、春は不調が出やすいです。心と体をゆるめ、伸び伸び、できる範囲の養生をこつこつ重ねていくことで、調子は上向いていきますよ」

    心と体を整える暮らしの養生
    できるだけ大股でゆっくりと歩く

    画像: 心と体を整える暮らしの養生 できるだけ大股でゆっくりと歩く

    運動不足による体の循環機能の低下は、気が滞る原因のひとつ。とはいえ、運動はハードルが高い……。

    そんな人は、通勤の際にひと駅分歩いたり、休日に歩いてちょっと遠出をしたり、日常生活にウォーキングを取り入れましょう。

    「激しく負荷をかける運動より、ウォーキングくらいの適度な運動を続けるほうが、めぐりのいい体に整います。意識せずに歩くと、歩幅は小さくなりがちです。急ぎ足で歩くのも、自然と心がせわしなくなります。歩幅を大きくして、できるだけゆったり歩くことがポイント。心身を伸びやかに保つことにも有効です」

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    ▼心と体が整う「暮らしの養生」の記事はこちら



    〈監修/久保奈穂実 取材・文/熊坂麻美 イラスト/須山奈津希〉

    久保奈穂実(くぼ・なおみ)
    重なる不調を漢方薬で克服した経験から、国際中医薬膳管理師や漢方アドバイザーの資格を取得。「成城漢方たまり」で年間約2,000人の漢方相談を行う傍ら、日々の養生法や薬膳レシピをSNSで発信する。薬膳の基本をやさしく紹介する著書『おいしい漢方365』(世界文化社)が好評発売中。
    インスタグラム@naomin_yakuzen

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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