(『天然生活』2014年9月号掲載)
気軽なのにボリュームたっぷりな簡単トースト
子どものころは食が細く、どうにか子どもでも食べやすいように、お母さまが「手を替え品を替え、いろんなメニューを考えてくれていた」という柳沢さん。
バナナトーストは、そんな思い出に自分流の工夫を加えた、柳沢さん家の定番朝食メニュー。
ポイントは、アメリカのオーガニック製品を多く扱う通販サイト「iHerb」で見つけた「アーモンドバター」。
栄養価が高く、しっかりとしたコク。甘味は入っていないので、その日の体調に合わせて、メープルシロップをかけて調整します。
「夫は朝があわただしい会社員だし、私の原稿執筆も午前中が勝負なので、こういうさっとつくれるものが便利。トーストはカリッと香ばしく焼き、バナナは少しかための完熟手前で、さわやかな風味が残っているものが好み。不思議と、食べ飽きない味なんです」
バナナとアーモンドバターのトースト
材料とつくり方(1人分)
- 食パン1枚を焼き網にのせ、弱火のじか火で、両面に軽くこげ目がつくまで焼く。
- 食パンの片面全体にアーモンドバター大さじ1をぬり、斜め薄切りにしたバナナ1本分弱を並べ、メープルシロップ適量をふりかける。
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<撮影/馬場わかな 取材・文/田中のり子>
柳沢小実(やなぎさわ・このみ)
衣・食・住・旅について綴るエッセイスト。2019年7月末に暮らし方、働き方、生き方について考える「これからの暮らし計画」(大和書房)が発売に。
インスタグラム
https://www.instagram.com/tokyo_taipei/
取材・文/田中のり子(たなか・のりこ)
衣食住、暮らしまわりの編集・ライター。編集を担当した本は、ワタナベマキさん著
『旬菜ごよみ365日』(誠文堂新光社)など多数。著書に『暮らしが変わる仕事』(誠文堂新光社)がある。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです