冬ごもり=雪国などで家にこもって冬が明けるのを待つこと。八ケ丘の麓の山の家でレストランを営む山戸ユカさんに、冬の山暮らしに欠かせない、定番の保存食のつくり方を教えてもらいました。今回は、「ミックスべリージャム」のつくり方と、その応用レシピを。
(『天然生活』2017年1月号掲載)
(『天然生活』2017年1月号掲載)
ミックスベリーのジャム
大量に採れるベリーは即冷凍。時間のあるときにジャムに。上の写真では、一番右の瓶がミックスベリーのジャムです。
材料(つくりやすい分量)
● お好みのベリー類(ブルーベリー、 ブラックベリー、カシスなど) | 合わせて200g |
● きび砂糖 | 200g |
● ラム酒 | 小さじ1 |
つくり方
1 ホウロウやステンレスの鍋にベリーと砂糖を入れて軽くかき混ぜ、火にかける。砂糖がこげつかないように混ぜながら中火で煮る。
2 砂糖が完全に溶け、ベリーから水分が出てきたら10~15分煮込む。水分がとんでくるとこげやすくなるので、かき混ぜる頻度を増やし、ややとろみがつくまで煮る。
3 火を止め、ラム酒を加えてさっと混ぜ合わせる。粗熱が取れたら煮沸消毒した瓶に詰める。
※ 冷暗所で1年ほど保存可能。開封後は冷蔵庫へ。
ミックスベリーのジャムを使って キャロットラペ
調味料のひとつとしてジャムを活用。ベリーの甘味と酸味が絶妙な味わい。
材料(2~3人分)
● にんじん | 1本 |
● ミニトマト | 6個 |
● ミックスベリーのジャム | 小さじ1/2 |
● ミックスナッツ | 大さじ1 |
● レーズン | 大さじ1 |
● 塩 | 少々 |
● 米酢 | 小さじ1/2 |
● ブラックペッパー | 少々 |
● オリーブオイル | 少々 |
つくり方
1 にんじんは、しりしり器ですりおろすか、せん切りにする。ミニトマトは半分に切る。ミックスナッツは粗くくだく。
2 ボウルにオリーブオイルとブラックペッパー以外の材料を入れてよく混ぜる。
3 皿に盛り、オリーブオイルをかけ、ブラックペッパーをふる。
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<撮影/三村健二 構成・文/結城 歩>
山戸ユカ(やまと・ゆか)
ご主人とともに2013年9月に山梨・八ケ岳の山麓に移住。自宅のキッチンを開放するようなスタイルでレストラン「DILL」をオープン。
山梨県北杜市長坂町大井ケ森984-6
TEL.0551-45-7512
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです