(『天然生活』2015年12月号掲載)
【休日の下ごしらえ】
G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮
材料(2人分)
● とりむね肉 | 2枚(400g) |
● しょうが | 1片 |
● 酒 | 50ml |
● 塩 | 小さじ1 |
● 水 | 200ml |
つくり方
1 しょうがは皮をむいて薄切りにする。
2 とりむね肉は、厚みがある部分は浅く切り目を入れてひらき、厚みを均一にする。
まず中心に切り込みを入れ、そぐように観音開きにする
3 洗った鍋に、1と2、酒、塩、水を入れて中火にかけ、煮立ったらふたをして弱火で約8分蒸し煮する。火を止め、そのまま冷ます。
4 3の粗熱が取れたら汁ごと保存容器に移し、冷蔵庫で保存する。
↓
【木曜日の献立】
G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮を使って
蒸しどりともやしのごま山椒かけ
お鍋に素材を入れたら、あとは3分待つだけ。粉山椒を、きりっと利かせれば大人の味に。
材料(2人分)
● G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮 | 2枚 |
● G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮の煮汁 | 大さじ2 |
● 水 | 大さじ2 |
● もやし(ひげ根を取る) | 1/2袋 |
● 細ねぎ(小口切り) | 3本分 |
● 粉山椒 | 適量 |
● 塩 | 少々 |
☆黒酢 | 大さじ1 |
☆しょうゆ | 大さじ1/2 |
つくり方
1 Gのとりむね肉は1.5cm厚さに切って鍋に入れ、上にもやしをのせる。
2 Gの煮汁、水を加え、ふたをして中火にかける。煮立ったら弱火にし、3分ほど蒸し焼きにして塩をふる。
3 器に盛り、細ねぎと粉山椒を散らす。好みで☆をかける。
ターツァイの油蒸し
メインと同じく、こちらも鍋まかせの簡単サブおかず。ごま油をまとった、つやつや青菜のおいしさをぜひ。
材料(2人分)
● ターツァイ | 150g |
☆塩 | 小さじ1/4 |
☆紹興酒(または酒) | 大さじ1 |
☆ごま油 | 大さじ1 |
つくり方
1 ターツァイはよく洗って根元の土を落とす。食べやすい長さに切り、水に放っておく。
2 鍋に水けをきった1と合わせた☆を入れ、ふたをして中火にかける。煮立ったら弱火にし、約1分蒸す。
G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮を使って
とりだしの玉子スープ
うま味いっぱいの煮汁を、むだにするなんてできません。ただ卵を溶き入れるだけで、絶品スープのでき上がり。
材料(2人分)
☆G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮の煮汁 | 1/2カップ |
☆水 | 300ml |
● 溶き卵 | 1個分 |
● 塩 | 少々 |
● 白すりごま | 大さじ1 |
つくり方
1 鍋に☆を入れ、中火にかける。
2 煮立ったら塩を加え、溶き卵を少しずつ加える。卵がふんわりしたら火を止め、白すりごまをふる。
◇ ◇ ◇
G とりむね肉のしょうが酒蒸し煮の煮汁の展開アイデア
脇役としても優秀
細かく裂いて、サラダのトッピングに。また、スープをお湯でのばして米麺を入れ、裂いたとり肉をのせれば、あっさりフォーのでき上がり。
印象が変わるメイン2品に
あつあつの甘辛いたれをからめれば、さっぱり味のとりむね肉が、コクのある一品に。また、そぎ切りにして溶き卵にくぐらせ、オイルで焼けば、ピカタに変身。
〈料理・スタイリング/ワタナベマキ 撮影/福尾美雪 取材・文/福山雅美〉
わたなべ・まき
簡単なのに、美しくキレのよい料理を提案。1年に10冊のペースでレシピ本を出版する。近著は『料理家ワタナベマキが家族のために作るごはん』(主婦と生活社)。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです