• 日本の伝統食や、薬膳への造詣が深い、料理家の荒木典子さん。二十四節気ごとに体の調子をゆるやかにととのえてくれる養生スープを紹介していただきます。今回は「霜降」の時季に食べたい、さけと里いもと豆腐の味噌汁のレシピです。

    <霜降(10月23日〜11月6日)>

    気温が下がってきて朝露が霜に変わるころです。

    秋の土用にもあたる時季なので、体調を崩しやすいころ。

    本格的に寒くなる季節を前に養生をしましょう。

    乾燥した空気が冷えることで呼吸器にダメージが起こりやすくなります。

    体を潤すこと、気や血を補い、冬に向けて体を温めていくことが大切です。

    夜は早めに休んでしっかり睡眠をとるようにしましょう。

    さけと里いもと豆腐の味噌汁をご紹介します。

    さけは気や血を補い、お腹を温めてくれ、里いもは胃をととのえて寒くなり体内に滞った余分な水分を調節してくれます。

    豆腐は潤いを生みだし、味噌は胃腸をととのえ、お腹を温めます。

    「さけと里いもと豆腐の味噌汁」のつくり方

    画像: 「さけと里いもと豆腐の味噌汁」のつくり方

    材料(2人分)

    画像: 材料(2人分)
    ● 甘塩さけ1切れ
    ● 里いも2個
    ● 豆腐100g
    ● 味噌適量
    ● 水400mL
    ● 昆布10cm角程度

    つくり方

     鍋に水と昆布を入れる。

     里いもは皮をむいてひと口大に切り、豆腐とさけは食べやすい大きさに切る。

    画像: つくり方

     に、のさけと里いもを加えて中火にかけ、里いもがやわらかくなったら昆布を取り出し、豆腐を入れる。豆腐が温まったら味噌を溶き入れる。

    画像: だし汁にさけと里いもを入れて中火にかける

    だし汁にさけと里いもを入れて中火にかける

    画像: 里いもがやわらかくなったら、昆布を取り出す

    里いもがやわらかくなったら、昆布を取り出す

    画像: 豆腐を入れる

    豆腐を入れる

    画像: 最後に味噌を溶き入れる

    最後に味噌を溶き入れる



    荒木 典子(あらき・のりこ)
    料理家。国際中医薬膳師。青果卸を営んでいた料理上手の祖母と、母の影響で食に関心のある環境で育つ。神戸女学院大学文学部を卒業してフランスへ留学し、帰国後調理師学校にて料理の基礎を学び、調理師免許を取得。その後、上京して料理本の編集者として働いたのち、2007年に料理家として独立。
    現在は書籍やテレビの仕事を中心に、企業へのレシピ提供、料理店の監修などの仕事とともに、和食のお料理教室を主催。季節のていねいでシンプルな料理をモットーに、家庭でできる日本料理と洋食などレシピを提案する。また、おせち料理をライフワークとし、ほかにお雑煮の会を主催。著書に『いちばんくわしい 基本のおせち料理』『炊き込みごはん』(ともに成美堂出版)などがある。
    インスタグラム:@aranoric

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    『いちばんくわしい 基本のおせち料理』(荒木典子・著/成美堂出版)

    『いちばんくわしい 基本のおせち料理』(荒木典子・著/成美堂出版)

    画像: <霜降>さけと里いもと豆腐の味噌汁|暦と体に寄り添う、旬の養生スープ/荒木典子

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