• 福岡の喫茶店「サウンズフード サウンズグッド」の店主、まさこさん。難病ALSを発症しながらも、人生を楽しみながら挑戦し続ける姿が、多くの人の共感を集めています。本記事では、ALSの発症から、暗闇の先にたどりついた想いを伺いました。
    (『天然生活』2025年6月号掲載)

    楽しむこと、挑戦することを諦めない

    実は、診断を受ける前からALSであることを予測し始めていた、というまさこさん。

    それでも、いざ病名が告げられると、当然ながら途方もない恐怖と絶望にのみ込まれそうになる日々が続きました。

    しかし、まさこさんがその先にたどりついたのは、「たとえ難病でも、変わらず行きたい場所に行き、やりたいことに挑戦したい、大切な人たちと笑い合うときを重ねたい」という想い。

    それは自分らしく、ありのままに生きることへの決意でもありました。

    画像: 軽い握力でも握れる箸を使って、自作のメニューでできた「マチェドニア」を味見し、この笑顔に

    軽い握力でも握れる箸を使って、自作のメニューでできた「マチェドニア」を味見し、この笑顔に

    そんな決意に至るきっかけは、ALSには全体の数%ながら、筋肉が動かなくなるこの病気の症状が改善し、日常生活を取り戻した「リバーサル」と呼ばれる元患者がいると知ったことだったとか。

    「そのような事例があると知ったとき、たとえ0.00001%の確率だったとしても、真っ暗闇の現実にひと筋の光が差したように感じました。

    そこから、『命の長さばかり考えて生きるのではなく、リバーサルの可能性を信じて人生を楽しんでみよう』と、思えるようになったんです」


    〈撮影/いわいあや 取材・文/玉木美企子 協力/田中 文(キッチンパラダイス)〉

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

    * * *

    天然生活2025年6月号と7月号では、福岡にある喫茶店「サウンズフード サウンズグッド」店主のまさこさんを取材しました。

    6月号では、ALS発症のことや家族や友人とのつながりのお話などを、7月号では、まさこさんが未来に伝えたいレシピ、そして大切な調味料や道具について教えてもらいました。

    ぜひお読みいただけましたら幸いです。

    『天然生活2025年7月号』(扶桑社・刊)

    画像1: 難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)とともに歩む日々。喫茶店サウンズフード サウンズグッド店主・まさこさんの“愛と希望”の物語「ありのままに人生を楽しむこと、挑戦することをあきらめない」

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    『天然生活2025年6月号』(扶桑社・刊)

    画像2: 難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)とともに歩む日々。喫茶店サウンズフード サウンズグッド店主・まさこさんの“愛と希望”の物語「ありのままに人生を楽しむこと、挑戦することをあきらめない」

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