• 福岡の喫茶店「サウンズフード サウンズグッド」の店主、まさこさん。難病ALSとともに生きながら、夢に向かって挑戦し続ける姿が多くの人の共感を集めています。本記事では、支えてくれる家族や友人たちとのつながり、そして前を向く原動力についてお話を伺いました。
    (『天然生活』2025年6月号掲載)

    つながりのなかで助け合って生きる

    日記帳のような手書きのノートに、現在ほとんどの文字入力を行うスマートフォンのメモ帳、そしてデータを印刷して綴じたファイルなど。まさこさんのレシピは、日に日に増えています。

    この日は「サウンズフード」の店内にて、そのなかから店の定番メニューを再現していただきました。

    お助け料理人として集まったのは、琳さんの幼稚園の「ママ友」として出会った友人たち。

    4人が小さな厨房に肩を寄せ合い、「こんな切り方でいい?」「盛りつけはどうかな」と、まさこさんに尋ねながら調理を進めます。

    画像: ママ友たちとは、子どもの年齢が違っても交流が続いている

    ママ友たちとは、子どもの年齢が違っても交流が続いている

    ALSを発症する前、まさこさんはこんなふうに、だれかに助けを求めることが苦手だったといいます。

    しかしいま、最も大切だと感じているのは「人に助けられることをためらわない」ということ。

    「自分の殻を破って『助けて』を口にしてみたら、手をさしのべてくれる人がこんなにたくさんいることに気がつきました。

    それだけじゃなく、人は頼り、頼られることで、お互いのなかにやさしい気持ちが膨らんでいくことに気づけたんです」 

    お昼すぎ、副菜も入れて10品近くの料理が完成しました。「助け」を求めたことで、大切な友人たちにもまさこさんの味が伝わった瞬間です。

    画像: みんなで再現した料理を最終チェック中

    みんなで再現した料理を最終チェック中


    〈撮影/いわいあや 取材・文/玉木美企子 協力/田中 文(キッチンパラダイス)〉

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    天然生活2025年6月号と7月号では、福岡にある喫茶店「サウンズフード サウンズグッド」店主のまさこさんを取材しました。

    6月号では、ALS発症のことや家族や友人とのつながりのお話などを、7月号では、まさこさんが未来に伝えたいレシピ、そして大切な調味料や道具について教えてもらいました。

    ぜひお読みいただけましたら幸いです。

    『天然生活2025年7月号』(扶桑社・刊)

    画像1: 難病ALSととも歩む日々「自分らしく生きることが、だれかの希望になるように」喫茶店サウンズフード サウンズグッド店主・まさこさんの“愛と希望の物語”

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    『天然生活2025年6月号』(扶桑社・刊)

    画像2: 難病ALSととも歩む日々「自分らしく生きることが、だれかの希望になるように」喫茶店サウンズフード サウンズグッド店主・まさこさんの“愛と希望の物語”

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    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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