(『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)より)
乳酸菌たっぷり! 米のとぎ汁でつくる発酵食品「水キムチ」

きゅうりやトマト、ラディッシュ、りんごなどを組み合わせた「基本の水キムチ」
韓国で日常的に食べられている「水キムチ」。
米のとぎ汁で発酵させた漬物のことで、ほどよい酸味と甘味があり、塩分も控えめ。
乳酸菌がたっぷりなので、おなかの調子を整えてくれるのもうれしいポイントです。
キムチと聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、つくり方はとっても簡単。
米のとぎ汁にしょうが、にんにく、赤とうがらしを入れた漬け汁に、新鮮な野菜や果物を1~2日漬け込むだけ。
そのままでおいしいのはもちろん、さまざまな料理の具材としても活躍します。
そんな水キムチに魅了されたという榎本美沙さんに、暑い時季にぴったりな「きゅうりの水キムチ」のつくり方を教えていただきました。
「きゅうりの水キムチ」のつくり方

夏が来ると「つくらなきゃ!」と思うきゅうりの水キムチ。
大ぶりにカットして漬けることで、アレンジの幅が広がります。
材料(つくりやすい分量)
● A | |
・きゅうり(縦半分、5cm長さ) | 2本(200g) |
・りんご(皮つきのまま横に薄切り) | 1/8個 |
・にんにく(薄切り) | 2枚 |
・しょうが(薄切り) | 4枚 |
● B | |
・米のとぎ汁 | 250mL |
・塩 | 小さじ1 |
・砂糖 | 小さじ1/2 |
● 赤とうがらし(種を取る) | 1/2本 |
つくり方
1 鍋にBを入れて混ぜ、中火にかける。煮立ったら火を止め、冷ましておく。
2 清潔な保存容器にA、赤とうがらし、1の漬け汁を入れる。表面をラップでおおい、ふたをして室温で1~2日おく。でき上がったら冷蔵庫で保存する。
次回は、きゅうりの水キムチを使ってつくる展開料理「きゅうりの水キムチ バンバンジー風」をご紹介します。どうぞお楽しみに!
〈撮影/宮濱祐美子 スタイリング/西﨑弥沙〉
※ 本記事は『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)からの抜粋です。
◇ ◇ ◇
米のとぎ汁に野菜や果物を漬けて発酵させる「水キムチ」は乳酸菌たっぷりで腸活に最適。塩分控えめで辛みはほとんどなく、つくるのもすごく簡単。そのままでおいしいのはもちろん、ジャンルを問わず様々な料理にも展開できる優れた発酵食品です。
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▼[天然生活web]榎本美沙さんの発酵レシピを連載中!▼

榎本 美沙(えのもと みさ)
料理家/発酵マイスター
発酵食品、旬の野菜を使ったシンプルなレシピが好評で、テレビ、雑誌や書籍へのレシピ提供、イベント出演などを行う。オンライン料理教室「榎本美沙の料理教室」主宰。
YouTubeチャンネル「榎本美沙の季節料理」、Instagram(@misa_enomoto)、夫婦でつくるレシピサイト「ふたりごはん」も人気。
新刊『毎日、水キムチ いちばん手軽な乳酸発酵』(文化出版局)が2025年5月発売。
そのほかの著書に、『榎本美沙のひと晩発酵調味料とからだが喜ぶ発酵献立』(主婦と生活社)、『二十四節気の心地よい料理と暮らし』(グラフィック社)、『榎本美沙の発酵つくりおき』(家の光協会)、『ゆる発酵』(オレンジページ)、『発酵あんことおやつ』『からだが整う〝ひと晩発酵みそ〟』(ともに主婦と生活社) 『ちょこっとから楽しむ はじめての梅仕事』(山と溪谷社)など多数。
「榎本美沙の料理教室」
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