• 日本で昔から使われてきた夏の風物詩、蚊やり器。ふた付きの陶磁器製なら火元を隠せてより安全です。日本の職人が手がける製品6点を比べてみました。
    (『天然生活』2024年9月号掲載)

    使ってみた感想座談会。おすすめポイントは?

    Kさん(60歳)
    夫と猫、ふたりと1匹暮らしの専業主婦。縁側で豚型の蚊やり器を使っており、室内にもひとつ追加したい。温かみのある陶器製が好み。

    Mさん(45歳)
    4人家族の主婦でパートタイマー。蚊取り線香だけでなく、お香など幅広い用途に使えるものが理想。シックなデザインを選びがち。

    Sさん(36歳)
    夫とふたり暮らしの会社員。洋室に合うモダンな蚊やり器を探している。洗いやすいなど、汚れても手入れしやすい工夫があると助かる。

    Aさん(31歳)
    ひとり暮らしの独身OL。蚊よけ対策に、電気を使わない蚊取り線香を検討中。ミニサイズの蚊やり器なら置き場所に困らなさそう。

    Sさん(以下S):蚊取り線香って天然の原料でつくられているらしいですよ。

    Aさん(以下A):へぇ! それなら室内の蚊よけ対策に使ってみようかしら。

    Kさん(以下K):だったら蚊やり器でたいてみたらどう? より安全に設置できるし、見栄えもよくなるから。

    Mさん(以下M):たしかに、昔から日本の夏の定番アイテムよね。

    A:最近だとどんなものがあるのかしら。

    M:耐火性が高いのは鋳物や陶磁器ね。陶磁器は錆びにくく、汚れても洗剤で洗えるから扱いやすいわ。

    K:それに、ふた付きなら灰が飛び散らず、火元を隠せるから子どもやペットが直接触れてしまう心配も減るわよ。

    S:いいですね。詳しく調べてみましょう。形状は主にドーム型とスリム型の2種類。ドーム型は内部が広く、空気を取り込みやすい利点があるようです。

    M:天城宏山窯は陶器。内寸の高さがあるので背が高いものも入ります。

    K:キャンドル入れにもよさそう。山の木窯も陶器で、ふたに空気穴があるわ。

    S:空気が中で循環しやすい設計なのね。WDHは磁器で、持ち手が宝珠の形よ。

    A:宝珠は縁起がいいのよね~。続いてスリム型。収納しやすいのが利点。

    M:明山窯は陶器で、オリジナルの線香台が付いているわ。

    A:手入れが楽そう! m.m.d.は半磁器で、内部がフラットです。

    K:洗いやすいわね。青山窯は磁器のミニサイズ。狭い部屋でも置けるわ。

    S:温かみのある陶磁器の蚊やり器は、日本の夏の風物詩のひとつですね。

    ※「編集部調べ」の質量は、編集部が撮影サンプルを計測した値です。 
    ※すべて手づくり品のため、外寸や質量などは個体差があります。
    ※蚊取り線香は編集部が撮影用に用意したものです。実際の商品には付属しません。



    <撮影/代 和佳子 構成・文/Five Star Corporation イラスト/松尾ミユキ>

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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