(『天然生活』2020年9月号掲載/『天然生活web』初出2021年1月29日)
コンロまわりの掃除
五徳は毎回必ずきれいに洗う
調理後に泡タイプの食器用洗剤を吹きかけ、数分放置。
その間にコンロ台を食器用スポンジで洗い、キッチンペーパーでふき取る。
その後、五徳を洗い流す。5分足らずで完了。
「料理中も汚れがついたらすぐふき取ります」

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がんこな汚れはスプレー入りのセスキ炭酸ソーダで
壁の油汚れも忘れずに
「コンロまわりは想像以上に油がとんでいるもの。こびりつく前に掃除します」
コンロ前の壁もクリーナーでふき掃除。
夫が好きな「メートル・サボン・ド・マルセイユ マルチクリーナー」を愛用。

気づいたら換気扇掃除
換気扇はとくに頻度を決めず、汚れが気になったときに掃除。
タサン家の換気扇はシンプルなつくり。
ファンは外して洗剤で洗い、周りの部分はクリーナーを使ってふき掃除。

オーブンレンジの汚れはためない
知らぬ間に汁や油がはねているオーブンレンジの中。
タサンさんは、使ったら必ず扉を開けて蒸気を逃がす。
「蒸気がこもると雑菌繁殖の元になります」
さらに、1回使用するごとに庫内をさっとひとふき。
こうすることでがんこな汚れにつながらない

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〈撮影/有賀 傑 取材・文/嶌 陽子〉

タサン志麻(たさん・しま)
大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業。ミシュランの三ツ星レストランでの研修を修了して帰国後、老舗フレンチレストランなどに15年勤務。結婚を機に、フリーランスの家政婦として活動開始。各家庭の家族構成や好みに応じた料理が評判を呼び「予約がとれない伝説の家政婦」としてメディアから注目される。現在は家政婦の仕事に加えて、料理イベント・セミナーの講師や、地方の特産物を活かしたレシピ考案など多方面で活動中。フランス人の夫、2人の息子、2匹の猫と暮らしている。主な著書に『厨房から台所へ 志麻さんの思い出レシピ31』 amazon.co.jp(ダイヤモンド社)、『志麻さんちのごはん』 amazon.co.jp(幻冬舎)、『ちょっとフレンチなおうち仕事』 amazon.co.jp(ワニブックス)、『志麻さんのベストおかず』 amazon.co.jp(扶桑社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです