いつまでも健康で自立した生活を送るために、いまから健康寿命を延ばす食生活を始めてみませんか? 医師の溝口 徹さんに、認知症予防に役立つ食事習慣を教えていただきました。
(『天然生活』2024年11月号掲載)
(『天然生活』2024年11月号掲載)
認知症予防やストレス緩和に役立つ食事法
栄養療法専門「みぞぐちクリニック」の溝口 徹さんに、脳と心を若返らせる食事習慣を教えていただきました。認知症に役立つ食事方法やおすすめの食材などをご紹介します。
* * *
▼前回のお話はこちら
1.まずは肉から食べて認知症予防

糖質過多の食事は認知症や糖尿病などの生活習慣病を引き起こします。予防には「高タンパク・低糖質」の食事をとること、血糖値を上げないために食事の順番に気をつけることが大切です。
先に肉を食べると、血糖値が急に上昇するのを抑えられます。同じ目的で野菜を最初に食べる「ベジファースト」もありますが、女性の場合は、野菜を先に食べるとそれだけで満腹になりがち。結局、肉や魚などのタンパク質が十分に食べられないということにもつながります。
食事は「肉ファースト」で血糖値上昇を抑え、十分なタンパク質を摂りましょう。
〈監修/溝口 徹 取材・文/工藤千秋 イラスト/イオクサツキ〉
溝口 徹(みぞぐち・とおる)
2003年開設の日本初の栄養療法専門クリニック、みぞぐちクリニック(旧・新宿溝口クリニック)院長。オーソモレキュラー療法などに基づいた「トータル栄養アプローチ」により多くの疾患の治療に当たる。患者や医師向けの講演会、勉強会も行っている。『医者が教える日本人に効く食事術』(SBクリエイティブ)など著書多数。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです