• 心とからだの変化に、ていねいに向き合いたいと感じ始める40代。そんな大切な時期におすすめの、日々の食卓から始められるケアと食材を紹介します。「かわしま屋」の河島酉里さんに、40代のすこやかな体を支える「豆」の力と、役立つ“豆レシピ”について教えていただきました。

    小豆の力を最大限に活かす簡単レシピ

    おすすめレシピ 1
    「発酵あんこ」のつくり方

    画像: おすすめレシピ 1 「発酵あんこ」のつくり方

    砂糖不使用、罪悪感なしの和スイーツ

    甘いものが無性に食べたいけれど、砂糖の摂りすぎは避けたい、そんな時にこそ小豆の力が役立ちます。

    「発酵あんこ」は、小豆と米麹だけでつくる体にやさしいあんこです。ゆでた小豆を麹と発酵させると、麹の酵素による糖化作用で小豆のでんぷんが糖に変わり、砂糖を一切使わずに自然でやさしい甘さが生まれます。

    原理は甘酒と同じで、「小豆甘酒」や「小豆麹」、「麹あんこ」とも呼ばれています。

    発酵あんこは砂糖を一切使用しないため、いつものあんこより低カロリー・低糖質で、小豆の栄養を罪悪感なくしっかりと味わえるイチオシの食べ方です。

    小豆だけでなく米麹の栄養素によりお通じの改善効果も期待できるヘルシースイーツで、ダイエット中に甘いものが食べたくなった時にもおすすめです。

    ◎役に立つ栄養素 :ポリフェノール、食物繊維、カリウム、ビタミンB群

    材料

    ● 小豆200g
    ● 米麹200g
    ● 塩1~2g

    つくり方

     やわらかく煮た小豆(必ず60℃まで冷ます)と米麹、塩を混ぜ、炊飯器の保温モードなどで55〜60℃を保ちながら8〜10時間発酵させる。

    * * *

    成功のコツは、麹菌が元気に働く60℃前後を維持すること、発酵時間は8時間以上確保すること。そして発酵中は定期的に混ぜて酸素を与えることです。

    ※ゆで上がったばかりの小豆は高温(100℃近く)であるため、必ず60℃まで冷ましてから麹を混ぜてください。温度が高すぎると麹菌が働かなくなり、甘さが出なくなってしまいます。

    コツ・ポイント

    ・小豆を煮るのが面倒な方は市販の小豆の水煮や煮大豆を代わりに使っていただくのがおすすめです。



    〈監修/亀崎智子(管理栄養士) 〉

    河島酉里(かわしま・ゆうり)
    1981年東京都生まれ。2011年11月より食品のECサイト「かわしま屋」を運営開始。「Food for Well-being」というコンセプトのもと食を通じた「安らぎ・健康・楽しさ」の提供に努めている。2023年『カラーミーショップ大賞』を受賞。2018年には海外向けサイト「The Japan Store」を開設。アメリカ・ヨーロッパを中心に海外にも日本の優れた食品を提供している。
    かわしま屋:https://kawashima-ya.jp/
    The Japan Store:https://thejapanstore.jp/



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