お悩み02. 父と義父を見送った経験から、母と義母の介護に向き合うことが怖いです
「数年前に父と義父を同時期に見送りました。その経験が忘れられず、これから母と義母の介護に向き合うことが怖くてたまりません」

横尾さん:辛かったですね。でも、それだけ悲しいのは、お父さまたちを大切に思っていた証拠。それでいいんです。これからのことを、いまから全部背負わなくても大丈夫。そのとき、そのときで考えればいいんですよ。
私も、認知症で変わっていく母の姿を見るのは本当に辛かった。でも、いつしか「母」としてでなく、ひとりの女性として見るようにしました。「人はこんなふうに変わっていくんだな」って。親だと思って向き合い続けると、どうしても苦しくなってしまいますから。
介護に心を全部持っていかれなくていいんです。少し距離を置いて見つめるくらいで、ちょうどいい。まずは、自分を守ることを忘れないでくださいね。

今回のお話会は、1人ひとりがゆっくり言葉を交わせるよう少人数で開催。会場には親密な空気が広がっていきました

〈お話会の写真・文/綾田純子 協力:kitano village(インスタグラム@kitanovillage2015)〉
横尾光子(よこお・みつこ)
1948年生まれ。家族の介護と並行しながら、50代未経験で東京・吉祥寺に「お茶とお菓子 横尾」を開業。多くのメディアで紹介される人気店に。現在は島根と東京を行き来しながら、両拠点でカフェを展開。主宰する大人服ブランド「クロロ」では「がんばりすぎないけれど品がある」スタイルを提案する。
インスタグラム:@yokoomitsuko @ocha_okashi_yokoo_chloro
訪れた人:
綾田純子(あやた・すみこ)
1969年生まれ。編集者・ライター。東京でフリーランスとして、インテリア、旅、ライフスタイルを中心に雑誌や書籍の編集・制作に携わった後、故郷・岡山へ。高齢の両親の介護をしながら活動を続ける中で、介護する人の暮らしにも、好きなものや美しいもの、ユーモアを。そんな思いから、Webマガジン「This Day Magazine(街と、介護と、コーヒーと。)」を立ち上げる。
note:@thisday_magazine
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