• 口に入れると幸せが満ちてくる、いとしのおやつが勢ぞろい。なつかしいおやつを、桑原奈津子さんが再現してくれました。今回は、かわいらしさ抜群の「レモンケーキ」のつくり方を紹介します。
    (『天然生活』2014年3月号掲載)

    レモンケーキ

    子どものころ、おやつの主役級だった、かわいらしさ抜群のレモンケーキは、生地にレモンの皮と果汁をたっぷり加え、ホワイトチョコでコーティング。

    画像: レモンケーキ

    材料(レモンケーキ型・10個分)

    ● 薄力粉130g
    ● ベーキングパウダー(あればアルミニウムフリーのもの)小さじ1/4
    ● バター(食塩不使用)100g
    ● 砂糖80g
    ● 塩ひとつまみ
    ● はちみつ20g
    ● 卵黄1個分
    ● レモンの皮(国産)1/2個分
    ● 卵2個
    ● レモン果汁25ml
    ● コーティング用ホワイトチョコレート80g

    下準備

    ・バターを室温にもどす。

    ・薄力粉、ベーキングパウダーを合わせてふるいにかける。

    ・レモンの皮をおろし金でおろす。

    ・型に薄くバター(分量外)をぬる。

    つくり方

     ボウルにバターを入れ、ゴムべらでクリーム状に練る。砂糖、塩を加えてゴムべらで混ぜ、泡立て器に持ち替えて、ふわっとするまで攪拌する。はちみつ、卵黄、レモンの皮を加えてよく混ぜる。溶きほぐした卵を数回に分けて加え、そのつど、空気をふくませるように混ぜる。途中、分離しそうなら薄力粉(分量外)を少量加える。

     ふるった粉類を加え、ゴムべらで粉っぽさがなくなるまで底からすくい上げるように混ぜる。レモン果汁を加え、ムラがなくなるまで練らないように混ぜる。

     レモンケーキ型(またはマフィン型)に生地を八分目まで入れ、170℃に温めておいたオーブンで12分ほど焼く。型から外し、裏返して丸い面を上にし、冷ます。

     ホワイトチョコレートを包丁できざみ、ボウルに入れ、湯せんにかけて溶かす。の丸い面につけてコーティングして、固まるまで置く。

    ※ ※ ※

    見ていると胸がキュンとするような、なつかしのおやつ。食べると幸せな気分に包まれて、頰がほころびます。

    昔から親しんできた味をよりおいしく再現したかった、と桑原奈津子さん。なつかしのおやつで思い出すのは、「子どものころ、近所のパン屋さんで買っていたレモンケーキや、母の手づくりのジャパニーズワッフル。どちらも、かわいくて大好きでした」。

    桑原さんのつくるレモンケーキは、一見オーソドックスなタイプと思いきや、生地に秘密がありました。香料を使わず、フレッシュなレモンの皮と果汁を入れることでふんわりレモンの香る、リッチなレモンケーキに仕立てます。



    <料理/桑原奈津子 撮影/清水奈緒 スタイリング/阿部まゆこ 取材・文/花沢理恵>

    桑原奈津子(くわはら・なつこ)
    カフェのキッチンとベーカリー、製粉会社の食品開発室、加工でん粉会社研究職を経て、2004年に料理家として独立。スタイリングも行い、雑誌、書籍、広告を中心に活躍している。著書に『卵・乳製品・小麦粉なし 作ってあげたい子どものおやつ』(KADOKAWA)ほか多数。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです


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