• ジューシーな清涼感を味わえるゼリーとプリン。器に “グラス” を使うことで、口に入れた瞬間にとろける、なめらかな食感に仕上げることができます。今回は、ゼラチンを使わない「しょうがミルクプリン」のつくり方を。
    (『天然生活』2017年7月号掲載)

    しょうがミルクプリンのつくり方

    ゼラチン不使用のとろける食感に、しょうがの苦味が新鮮。ポイントは3つ。しょうがは皮ごとすりおろし、牛乳は70℃に。器に注いだら混ぜないこと。

    画像: しょうがミルクプリンのつくり方

    材料(300mlの容器1個分)

    ● 牛乳150ml
    ● はちみつ大さじ1
    ● しょうがのしぼり汁大さじ1
    ● クコの実2粒

    つくり方

     しょうがは皮ごとすりおろし、しぼり汁大さじ1を容器に入れる。

     小鍋に牛乳、はちみつを入れて中火にかけ、鍋肌がフツフツとして70℃くらいになったら、に一気に注ぐ。

     混ぜずにラップをかけ、そのまま5~15分おくと、やわらかく固まる。

     冷蔵庫で30分ほど冷やし固める。食べる直前にクコの実をのせ、器に取り分ける。

    ◇ ◇ ◇

    「グラスで仕立てたゼリーやプリンは、キラキラ輝く宝石のよう。見た目はもちろん、簡単につくれるのも魅力です」と、飯塚さん。

    グラスを用いると、型抜きのもののように保型のために固めなくていいので、口あたりのよい、ふるふるとしたなめらかなゼリーやプリンに仕立てることができるのです。

    また、失敗しがちな型抜きや、プリンなら湯せんして固める必要もなく、簡単にきれいにできるのもうれしいメリット。

    「フルーツの酸味もさわやかなゼリーやプリンは、夏にぴったり。旬の時季のおいしいフルーツをふんだんに使って、家庭で贅沢に楽しんでいただけたら。お好みのグラスでつくってみてくださいね」





    〈料理・スタイリング/飯塚有紀子 撮影/砂原 文 取材・文/花沢理恵〉

    飯塚有紀子(いいづか・ゆきこ)
    料理研究家 。2000年から20年間、お菓子教室「un pur…(アンピュール)」にて、暮らしのなかでつくるお菓子を提案。現在は、家でつくって美味しく食べる暮らしのレシピサイト<eat at home>を主宰。家でつくる楽しみ、みんなで美味しく食べる時間、食材について知ること、食を通して季節を感じる日々、保存食や発酵食など食材を慈しみ長くいただく知恵……それらの大切さを感じられる、さまざまな暮らしのなかのレシピを伝えている。著書は『やさしいお菓子』『やさしい果物のお菓子』(ともに、雷鳥社)、『いつでもおやつ』(NHK出版)など多数。
    https://www.eat-at-home.jp/

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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