読書の秋。食欲の秋。秋の夜長には、本も料理もじっくりと味わいたいもの。坂井より子さんに、読書のお供にうってつけの「ポケットサンドイッチ」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2016年9月号掲載)
(『天然生活』2016年9月号掲載)
本を読みながら……の一品は、昨夜のおかずや常備菜を、厚切りパンにはさんだもの。
緑が足りないな、と思ったら、加えるのは塩もみ野菜。
切ってそのままをはさむよりも、断然、パンとのなじみがよく、ページをめくりつつ片手でいただいても、ぽろぽろこぼす心配がないのです。
ポケットサンドイッチのつくり方
ひじきハンバーグや、切り干し大根やきんぴらなど、
あるものを自由にはさんで。パンはポケット状にして食べやすく。
材料(1人分)
● 食パン(2cm厚さ程度のもの) | 1枚 |
● キャベツの葉 | 1枚 |
● きゅうり | 1/2本 |
● 塩 | 小さじ2/3 |
● 辛子バター(バターに練り辛子を混ぜたもの) | 適量 |
● ひじき煮 | 適量 |
● 煮込みハンバーグ | 1/2個 |
つくり方
1 キャベツはせん切りに、きゅうりは薄切りにする。それぞれ塩小さじをふり、2~3分おいて、しんなりしたら水けを軽くしぼる。
2 食パンは半分に切り、断面からナイフを入れて切り込みを入れ、ポケット状にする。好みでトーストする。
3 パンの切り込みの内側に辛子バターをぬる。それぞれに、ひじき煮とキャベツの塩もみ、ハンバーグときゅうりの塩もみを入れる。
〈撮影/kumonmiwa 取材・文/福山雅美〉
坂井より子(さかい・よりこ)
1946年生まれ。神奈川・葉山市在住。自宅で料理教室を30年間、続けたあと、近年では、暮らしの知恵を交えた語りが好評を博し、若いお母さんたちのために、お話しの会を開催。著書に『暮らしをつむぐ』(技術評論社)など。
※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです