(『天然生活』2017年4月号掲載)
飛田和緒さんに教えてもらう、春らしい「かんたんキッシュ」レシピ
「ほかの素材と比べて玉子料理のレパートリーが多いのは、やはり、そのままでもおいしく、また値段が手頃なことから、気軽にたくさん使えるから。そして、保存期間が長いこと、なにより、冷蔵庫にいつもあって使いやすく、見た目も楽しく、自在に料理をつくれることなどが大きな理由でしょうか」と飛田さん。
あまたある定番のなかから、春らしいレシピを紹介していただきました。
「『かんたんキッシュ』は、そのときどきにある素材をベースに、ハムやソーセージなどを加えてボリュームをアップさせたり、旬の春野菜を組み合わせたりするなど、手軽にアレンジを楽しめます」
春の玉子料理
「かんたんキッシュ」のつくり方
パイ生地いらずでつくれる、手軽なキッシュ。ハムやベーコン、残ったごはんやパスタなどを加えたり、ゆで卵を加えてW卵にしたりしても。
材料(17cm四方、3cm高さの耐熱容器1台分)
● 卵 | 2個 |
● 青ねぎ | 2本 |
● 新玉ねぎ(または玉ねぎ) | 1/4個 |
● バター | 大さじ1と1/2 |
● パルミジャーノチーズ(すりおろす) | 25g |
● 塩 | 2つまみ |
● 生クリーム | 大さじ3 |
つくり方
1 青ねぎは4cm長さに、玉ねぎはみじん切りにする。バターを耐熱容器に薄くぬり、残りは1cm角に切る。
2 ボウルに卵を溶き、パルミジャーノチーズ20g分と、塩、生クリームを加えて混ぜる。
3 耐熱容器に1の野菜を広げて2の卵液を流し入れ、1のバターを散らしてパルミジャーノチーズ5gをふる。200℃のオーブンで20分焼く。
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〈料理/飛田和緒 撮影/公文美和 スタイリング/久保原恵理 取材・文/吉田佳代〉
飛田和緒(ひだ・かずを)
料理家。高校時代を長野で過ごし、現在は海辺の町に家族3人で暮らす。おいしい卵のためなら、どこへでも出かけていくほどの卵好き。著書に、『常備菜』(主婦と生活社)、『飛田和緒さんのかぞくごはん』(小学館)、『飛田和緒の郷土汁』(世界文化社)、『いちばんおいしい野菜の食べ方』(オレンジページ)、『くりかえし料理』(扶桑社)など多数。
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※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです