毎日食べても飽きない玉子料理は、栄養たっぷりでお値頃、おいしい、私たちの強い味方です。楽しく食べて一日を元気に! 自他ともに認める卵好きの料理家・飛田和緒さんに、春のおすすめ卵料理のつくり方を伺います。今回は、「卵とじゃがいものサラダ」のつくり方を紹介します。
(『天然生活』2017年4月号掲載)
飛田和緒さんに教えてもらう、春らしい「卵とじゃがいものサラダ」レシピ
「ほかの素材と比べて玉子料理のレパートリーが多いのは、やはり、そのままでもおいしく、また値段が手頃なことから、気軽にたくさん使えるから。そして、保存期間が長いこと、なにより、冷蔵庫にいつもあって使いやすく、見た目も楽しく、自在に料理をつくれることなどが大きな理由でしょうか」と飛田さん。
あまたある定番のなかから、春らしいレシピを紹介していただきました。
「『卵とじゃがいものサラダ』は、そのときどきにある素材をベースに、ハムやソーセージなどを加えてボリュームをアップさせたり、旬の春野菜を組み合わせたりするなど、手軽にアレンジを楽しめます」
春の玉子料理
「卵とじゃがいものサラダ」のつくり方
ほくほくの男爵いもを粉吹きにして、ゆで卵と合わせた黄金コンビ。熱いうちにアンチョビベースのドレッシングであえます。
材料(つくりやすい分量)
● ゆで卵 | 3個 |
● じゃがいも(男爵薯) | 3個(450g) |
● ケッパー | 小さじ2 |
● オリーブの水煮(種抜き) | 8粒 |
● にんにくのみじん切り | 1片分 |
● アンチョビ(フィレ) | 6枚 |
● イタリアンパセリ(きざむ、またはパセリをきざむ) | 大さじ1 |
● レモンのしぼり汁 | 大さじ1/2 |
● 塩 | 適宜 |
● オリーブオイル | 大さじ2 |
つくり方
1 ゆで卵は殻をむいて3等分に切る。じゃがいもは皮をむいて、ひと口大よりやや大きく切り、ゆで、竹串がスッと通るくらいになったら湯を捨てる。そのまま火にかけて粉吹きにする。ケッパーは粗くきざみ、オリーブは薄切りにする。すべて一緒にボウルに入れておく。
2 フライパンにオリーブオイルとにんにく、アンチョビを入れて弱火にかけ、軽く炒めて香りが出たら火を止める。
3 2を1のボウルに入れてあえ、塩で調味してからイタリアンパセリを散らし、レモンのしぼり汁を加えて軽くあえる。
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〈料理/飛田和緒 撮影/公文美和 スタイリング/久保原恵理 取材・文/吉田佳代〉
飛田和緒(ひだ・かずを)
料理家。高校時代を長野で過ごし、現在は海辺の町に家族3人で暮らす。おいしい卵のためなら、どこへでも出かけていくほどの卵好き。著書に、『常備菜』(主婦と生活社)、『飛田和緒さんのかぞくごはん』(小学館)、『飛田和緒の郷土汁』(世界文化社)、『いちばんおいしい野菜の食べ方』(オレンジページ)、『くりかえし料理』(扶桑社)など多数。
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※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです