• 野草研究家の山下智道さんに、松葉チンキのつくり方を教えていただきました。松葉の成分をアルコールで抽出したチンキはお酒として楽しむほか、希釈すればうがい薬やキッチンまわりの掃除などにも役立ちます。

    松葉酒として楽しむほか、消毒や掃除にも。暮らしに役立つ「松葉のチンキ」

    チンキとは、アルコールに植物を浸して有効成分を抽出したもののこと。

    松葉の成分を抽出するには、60〜70度のウォッカが適しています。

    白ワインに浸すのもおすすめで、松葉のさわかな風味が付いたワインが出来上がります。

    松葉のチンキはお酒として楽しむほか、水で薄めてうがい薬にしたり、お風呂に入れて入浴剤にしても。

    精製水で薄めれば、抗菌・消臭スプレーにもなり、キッチンまわりなどの掃除に役立ちます。(チンキと精製水の割合は2:8くらいがおすすめです)

    松葉チンキのつくり方

    画像: 松葉チンキのつくり方

    つくり方

     松葉をきれいに洗ってふき、はさみなどで細かく刻む。

     清潔なびんにを入れ、アルコール(60〜70度のウォッカがおすすめ)をひたひたに浸かるくらいまで注ぐ。

     1日1回、松葉が空気に触れないように、びんを軽く振る。

     約2~3週間漬けて、チンキが完成したら、松葉を取り出す。(中身が黒くなるのは劣化している合図)

    ★ 消費期限の目安は、常温で1~2カ月です。

    インスタライブのお知らせ

    12月11日(水)20時~、山下智道さんのインスタライブを配信します。

    柚子やかぼちゃの種、なつめなど、これから寒さが深まる冬に向けて、「体をあたためる」お茶を教えていただきます。

    どうぞお楽しみに!

    ▼ご視聴は「天然生活インスタグラム」から
    https://www.instagram.com/tennenseikatsu/



    画像: つくり方

    山下智道(やました・ともみち)
    野草研究家。福岡県北九州市出身。登山家の父のもと幼少より大自然と植物に親しみ、野草に関する広範で的確な知識と独創性あふれる実践力で高い評価と知名度を得ている。国内外で多数の植物観察会・ワークショップ・講座を開催。

    著書に『ヨモギハンドブック』(文一総合出版) amazonで見る 、『野草がハーブやスパイスに変わるとき』(山と渓谷社) amazonで見る 、『野草と暮らす365日』(山と渓谷社)amazonで見る など多数。

    近著に『旅で出会った世界のスパイス・ハーブ図鑑 東・東南アジア編』 amazonで見る がある。

    ●公式サイト「野草研究家 山下智道」
    https://www.tomomichiyamashita.com/
    ●YouTube:「山下智道のなんでも植物学」
    https://www.youtube.com/@tomomichi_yamashita
    ●Instagram:
    @tomomichi0911
    https://www.instagram.com/tomomichi0911/
    @ocha.0911
    https://www.instagram.com/ocha.0911
    ●X(旧Twitter):@herbtomo0901
    https://twitter.com/herbtomo0901

    ◇ ◇ ◇

    『旅で出会った世界のスパイス・ハーブ図鑑 東・東南アジア編』(創元社・刊)

    画像: 松の成分をアルコールで抽出「松葉チンキ」のつくり方。入浴剤やうがい薬、掃除スプレーにぴったり。お酒としても楽しめる/野草研究家・山下智道のハーブ&スパイス紀行

    amazonで見る

    野草研究家・山下智道がアジア各地を旅して出会った風変わりでエキサイティングな植物たちを写真で案内する、新感覚のスパイス・ハーブ図鑑。

    ネパール、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、台湾、韓国の7つの国で親しまれている香辛料、香草、薬草、野菜、果物、藻類などを、現地での様々な用途や日本で見られる近縁種とともに150種以上紹介。

    植物を使った料理や製品、旅情あふれるマーケットや野山の風景も満載。



    This article is a sponsored article by
    ''.