• 手づくりのお菓子があると、ほっとします。毎日食べたくなるような定番のお菓子を、なかしましほさんに教えていただきました。今回は、『天然生活web』に掲載された記事の中から、「カスタードプリン」のつくり方を紹介します。
    (『天然生活』2019年10月号掲載/『天然生活web』初出2021年9月11日)

    カスタードプリンのつくり方

    かためのプリンが好きです。

    でもなめらかな食感にしたいので、低めの温度でじっくり焼きます。

    湯せんのお湯が熱すぎたり、オーブンの温度が高いと「す」が入りやすくなるので気をつけて。

    画像: カスタードプリンのつくり方

    材料(プリン型4~5個分)

    2個
    卵黄1個分
    きび砂糖40g
    牛乳350mL
    バニラビーンズ(あれば)1/4本
    〈カラメル〉
    ・きび砂糖40g
    ・水大さじ1
    ・湯大さじ2
    ホイップクリーム(生クリームに 砂糖を入れずやわらかめに泡立てたもの)適宜

    下準備

    • バニラビーンズはさやに包丁で切れ目を入れて開いておく。

    つくり方


    カラメルをつくる。小鍋にきび砂糖と水を入れてへらで混ぜ、中火にかける。鍋をゆするようにしながら加熱し、全体が茶色くなりそこからもう一段茶色くなったら火を止め、湯をそっと加えて混ぜる。すぐに型に均等に注いで広げる(鍋の中でカラメルが固まってしまったら、弱火にかけて、混ぜながら溶かす)。粗熱をとって冷蔵庫に入れ、固まるまで冷やしておく。または底に保冷剤をあてるとすぐ固まる。


    オーブンは150℃に予熱し、湯せん用の湯(60℃程度・分量外)を用意する。


    ボウルに卵と卵黄、きび砂糖を入れ、泡立て器で卵のコシを切るようにほぐす。泡立ててしまうと気泡が入り、口あたりが悪くなるので、泡立て器を底にこすりつける感じでなじむまで混ぜる。


    鍋に牛乳とバニラビーンズを入れて中火にかける。鍋のふちに小さな泡が出始めたらのボウルに入れる。すぐに泡立て器でよく混ぜ、ざるでこし、型に注ぐ。


    天板に並べ、の湯を型の高さの半分を目安に注ぐ。1個ずつアルミホイルをかぶせ、150℃のオーブンで40分焼く。表面を触ってしっかりハリがあれば焼き上がり。


    網の上に取り出して粗熱がとれたら冷蔵庫に入れてしっかり冷やす。表面を指先で押して側面を型から外し、逆さにして皿の上に載せる。好みでホイップクリームを添えていただく。

    ※ 冷めたらすぐ食べたいところですが、冷蔵庫で1日ねかせたほうが、卵の味が落ち着いてぐっとおいしくなります。




    <料理/なかしましほ 撮影/大沼ショージ スタイリング/阿部まゆこ>

    なかしま・しほ
    新潟県生まれ。音楽、出版の仕事を経て料理の道へ。2006年「foodmood(フードムード)」の名でお菓子工房をスタートする。素朴で、やさしい味のお菓子が人気。著書に『たのしいあんこの本』(主婦と生活社)など。

    ※ 記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです

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    天然生活2025年9月号の巻頭では、スイカのゼリーや桃の水ようかん、和柑橘のシャーベットなど、本間節子さんの冷たいスイーツの特集をしています。

    ぜひ合わせてお楽しみいただけましたら幸いです。



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