• 2023年6月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたまさこさん。少しずつ体が動かなくなっていく進行性の病気とともに生きながら、家族との一日一日を大切に過ごしています。このエッセイでは、まさこさんの日々の暮らしや思い、そして、喫茶店の店主として、母として、数々の料理をつくり続けてきたまさこさんの“未来に届けたいレシピ”などをつづっていきます。今回は、「大好きだった料理ができなくなって気づいたことのお話」です。

    未来へ伝えたいレシピ
    「いちじくとチーズのアイスケーキ」のつくり方

    画像: 未来へ伝えたいレシピ 「いちじくとチーズのアイスケーキ」のつくり方

    濃厚なクリームチーズのアイスと塩の効いたクランブル。

    ケーキのようなリッチなアイスケーキです。

    ドライいちじくがいいアクセントに。

    材料(160×65×H55mmのマトファーパウンド型1台分)

    〈米粉の塩クランブル〉
    ● 発酵バター20g
    ● 粗糖20g
    ● 米粉20g
    ● アーモンドプードル10g
    ● 塩1g
    〈いちじくとチーズのアイス〉
    ● ドライいちじく(粗めのみじん切り)5個
    ● 卵黄1個分
    ● 生クリーム100cc
    ● クリームチーズ100g
    ● アガペシロップ40g
    ● はちみつ(お好みで)適量

    つくり方

     米粉、粗糖、アーモンドプードル、塩をふるって合わせておく。

     発酵バターをにいれてスケッパーで切りまぜ、ポロポロの状態(大きなそぼろ状)で冷蔵庫で30分ほど冷やしておく。

     を、天板に敷いたクッキングシートの上に広げ、170度のオーブンで15分焼いておく。

     ハンドミキサーで卵黄とアガペシロップ20gをとろりとなるまで泡立てる。

     室温に戻したクリームチーズをによく混ぜ合わせる。

     別のボウルで生クリームと残りのアガペシロップを八分立てに泡立てる。

     を入れて、ハンドミキサーでなめらかに混ぜ合わせ、いちじくを入れる。

     をクッキングシートを敷いたパウンド型に入れて、上にのクランブルを広げて表面を平らにし、冷凍庫で半日冷やし固める。

    ★ 冷凍庫から出したらすぐにお召し上がりください。

    画像: つくり方

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    ▼「難病ALSとともに生きる」第1話からはこちら


    〈撮影/いわいあや 協力/田中 文(キッチンパラダイス)〉

    まさこ
    1981年、喫茶モーニングの街・愛知県豊橋市に生まれる。カフェオーナーだった賢介さんと結婚し、家族で日本と海外を行き来する生活を送った後、2018年に福岡でカフェ「サウンズフード サウンズグッド」をオープン。2021年、長女・琳さんを出産後、足から違和感を感じるようになり、2023年にALSの診断を受ける。失意の底に突き落とされるが、自然治癒の症例もあると知り、その可能性に希望を見いだして生きることを決意。現在は「#何処かで誰かの希望となりますように」を合言葉に、これまで考案してきたレシピを記録に残す活動を開始している。
    インスタグラム:@sfsg_masako

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    ▼『天然生活』2025年6月号掲載のまさこさんの記事を公開中です。ぜひ合わせてお読みいただけましたら幸いです。



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