(『天然生活』2024年11月号掲載)
休み方
楽しいことをする

自分が夢中になれること、楽しいことをすると、ストレスから心理的に距離を置けます。これを「心理的休養」の〈娯楽タイプ〉と呼びます。
「好きなことをしていると、気持ちが切り替わりストレスを忘れられます。それが心身に休養を与えるのです」
そのためにも、推し活や読書、音楽・映画鑑賞、習い事など、自分が夢中になれることを持つことは大切になってきます。
音楽の場合、基本的に自分の好みを優先することでいいのですが、ゆったりした曲のほうが副交感神経を優位にし、リラックスできます。
注意点としては、いくら好きなことでも、あまり根をつめないこと。何時間も韓流ドラマをみたりゲームをするようでは、頭も体も休まりません。
趣味とまでいかなくても、こうすると気持ちがいい、気分が落ち着くということでも、娯楽タイプの休養になります。
鼻歌を歌う、炭酸飲料を飲む、窓を開けて空気を入れ替えるなどで気分転換をするのもおすすめです。
やるといいこと
⚫︎推し活 ⚫︎読書 ⚫︎音楽や映画鑑賞 ⚫︎習い事に打ち込む
<監修/片野秀樹 取材・文/工藤千秋 イラスト/ホリベクミコ>
片野秀樹(かたの・ひでき)
医学博士・一般社団法人日本リカバリー協会代表理事。同協会では休養に関する社会の不理解の解消やリテラシー向上を目指し啓発活動に取り組む。株式会社ベネクス執行役員、博慈会老人病研究所客員研究員、日本未病総合研究所未病公認講師(休養学)。著書に『あなたを疲れから救う 休養学』(東洋経済新報社)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです