• 疲れに気づかないまま、ふだん通りに動いていると、疲れがどんどん蓄積し、心や体が不調に。上手な休み方を取り入れましょう。今回は、医学博士・一般社団法人日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹さんに、人や動物と交流をする「心理的休養」を教わります。
    (『天然生活』2024年11月号掲載)

    休み方
    人や動物と交流する

    画像: 休み方 人や動物と交流する

    誰かと会話をしたり、スキンシップをしたりすると、ほっとしていやされますよね。

    「人と交流することで、ストレスから心理的に離れることができ、活力を取り戻せます。これが『心理的休養』の〈親交タイプ〉です」

    ご近所さんと立ち話をするなど、女性は雑談などのコミュニケーションが得意。

    実はそのおしゃべりでストレスを解消し、無意識に休養行動をしているのです。

    あいさつ程度で十分なので、積極的に人と交流しましょう。

    ただし、人づきあいが面倒という人は、無理に人と交流しようとすると逆にストレスになるので注意。

    ペットと触れ合ったり、ガーデニングで草花を愛でたり、公園で身近な自然を楽しんだり、海や山へ出かけたりしても、ストレスから解放され、安らぎを得ることができます。

    ペットをなでるときは、1秒間に5〜10cm程度のペースで手を動かすと幸せホルモンのオキシトシンが分泌しやすくなります

    やるといいこと

    ⚫︎あいさつを交わす、雑談する ⚫︎ペットと触れ合う ⚫︎家族や親しい人とハグする ⚫︎自然に触れる、森林浴



    <監修/片野秀樹 取材・文/工藤千秋 イラスト/ホリベクミコ>

    片野秀樹(かたの・ひでき)
    医学博士・一般社団法人日本リカバリー協会代表理事。同協会では休養に関する社会の不理解の解消やリテラシー向上を目指し啓発活動に取り組む。株式会社ベネクス執行役員、博慈会老人病研究所客員研究員、日本未病総合研究所未病公認講師(休養学)。著書に『あなたを疲れから救う 休養学』(東洋経済新報社)など。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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