• 疲れに気づかないまま、ふだん通りに動いていると、疲れがどんどん蓄積し、心や体が不調に。上手な休み方を取り入れましょう。今回は、医学博士・一般社団法人日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹さんに、作業に集中してストレスを忘れる「心理的休養」を教わります。
    (『天然生活』2024年11月号掲載)

    休み方
    創作を楽しむ

    画像: 休み方 創作を楽しむ

    料理やDIY、裁縫などで手を動かしていると、その作業に集中することでストレスや疲労を忘れることができます。

    同じような効果が、絵を描いたり、詩をつくったりすることなどにもあり、これらを「心理的休養」の〈造形・想像タイプ〉と呼びます。

    「料理といっても、特別に凝ったことをする必要はありません。冷蔵庫の中にある材料から自分でレシピを考えてオリジナルの創作スープをつくるだけでも、立派な休養になります。家族に手伝ってもらって一緒につくれば、〈造形・想像タイプ〉と〈親交タイプ〉のかけ合わせに、それをお弁当にして公園で食べると次で紹介する〈転換タイプ〉にもなります」

    瞑想や空想、マインドフルネスなどもおすすめです。

    頭の中を空っぽにすることで気持ちが落ち着き、疲れも回復していきます。

    頭の中を空っぽにするのが難しいときは、好きなことをぼーっと空想するだけでもOKです。

    やるといいこと

    ⚫︎料理をする ⚫︎絵を描いたり詩をつくったりする ⚫︎瞑想する ⚫︎時刻表や地図を見て旅を空想する



    <監修/片野秀樹 取材・文/工藤千秋 イラスト/ホリベクミコ>

    片野秀樹(かたの・ひでき)
    医学博士・一般社団法人日本リカバリー協会代表理事。同協会では休養に関する社会の不理解の解消やリテラシー向上を目指し啓発活動に取り組む。株式会社ベネクス執行役員、博慈会老人病研究所客員研究員、日本未病総合研究所未病公認講師(休養学)。著書に『あなたを疲れから救う 休養学』(東洋経済新報社)など。

    ※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです



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