疲れ、老け顔に「豆」の力を。内側から輝く40代のエイジングケア食習慣

かわしま屋の河島酉里と申します。

鏡を見るたび溜息…
40代で感じ始める「なんとなくの不調」

鏡に映った自分の顔を見て、「なんだか年取っちゃったな…」「ずいぶん疲れが溜まっている」とガッカリしたことはありませんか？

40歳を過ぎると、肌のハリや髪のボリュームの変化で年を取ったと感じる方が多いようです。なかには「白髪が増えてきた」や「顔のたるみが気になってきた」とショックを受ける方も。

40代は美容の悩みだけでなく、体力の衰えも感じやすい時期。 「一日頑張った翌日が使い物にならない」や「風邪をひいたり体調を崩すと、なかなか治らない」など、今までと違う不調を感じることも増えてきます。

こうした「なんとなくの不調」は、ホルモンの変化や代謝の低下など、加齢による自然な変化が原因です。

そんな時に頼りになるのが、私たちの食卓に身近な『豆』。この小さな一粒に、40代の体を支える大きな力が秘められています。

今回は、大豆、小豆といった豆類が持つエイジングケア効果と、その栄養を最大限に活かせる手軽な食べ方をご紹介します。

Part 1：大豆

美肌、美髪、体づくりを支える良質な栄養源

大豆は『畑の肉』と呼ばれるとおり、お肉に負けないくらい質の高いタンパク質を含んでいます。このタンパク質が、美しい肌や髪、しなやかな筋肉の土台となってくれます。

蒸し大豆100g中のタンパク質量は16g超で、鶏肉に匹敵します。大豆は肉よりも脂質が控えめで、食物繊維も豊富。40代から意識したい高タンパク・低脂肪を叶えてくれる優れた食材です。

■お悩み 1：肌のハリや潤いが減ってきた

40代頃から女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量は穏やかに減少します。エストロゲンは、肌のハリを保つコラーゲンの生成を促すなど、女性の美しさに深く関わるホルモンです。このエストロゲンが減っていくことで、『なんだか肌のハリがなくなってきた…』『乾燥しやすくなったかも…』といった、シワやシミなどの肌悩みにつながりやすくなるのです。

■お悩み 2：髪のコシやボリュームが低下してきた

年齢とともに髪のコシやボリュームが失われてきたと感じる場合、髪の材料となる栄養素を補給することが大切です。

大豆は、髪の材料となる良質なタンパク質を効率よく補給できます。さらに、大豆イソフラボンから腸内でつくられる『エクオール』という成分には、髪のハリやボリューム感をサポートする嬉しい働きも期待されています。

タンパク質や複数のミネラルが摂れる大豆製品は、筋肉や肌、髪の毛、骨や血液など、体をつくる栄養素の一部を補給し、健やかな体づくりをサポートします。

〈監修／亀崎智子（管理栄養士） 〉

河島酉里（かわしま・ゆうり）
1981年東京都生まれ。2011年11月より食品のECサイト「かわしま屋」を運営開始。「Food for Well-being」というコンセプトのもと食を通じた「安らぎ・健康・楽しさ」の提供に努めている。2023年『カラーミーショップ大賞』を受賞。2018年には海外向けサイト「The Japan Store」を開設。アメリカ・ヨーロッパを中心に海外にも日本の優れた食品を提供している。
かわしま屋：https://kawashima-ya.jp/
The Japan Store：https://thejapanstore.jp/