旅のあとはすぐに魚介の下処理
夕方には帰宅して、そのまま夕食の準備とともに魚介の下処理をはじめます。夫には旅行のあと片づけをお願いし、ヴァトンは休憩です。

まな板からはみ出すかつお
まずはかつおから。20年ぶりにさばくので少し手こずりました。身はワイン色で新鮮、よい状態です。3枚おろしから、半身ずつ計4つに柵どり。‟たたき”にする分だけ皮を残します。
忙しく仕事をしていると、ついつい柵を選んでしまうので、こういう機会でもないとさばかない。やりがいがありました。

中骨からスプーンで身をこそげとるのは夫の役目。さばきながら、魚屋だった実家の母親が、よくかつおの血合いを煮てくれて、好物だったことを思い出しました。
かつお1/4尾分
蒸して「なまりぶし」に。数日間ツナのように楽しめる

‟なまりぶし”は市販品をスーパーなどで買ったことがありましたが、良質なタンパク質がとれると聞いてから見直していて、自分でつくってみようと思ったら意外と簡単。油を使わない分、さっぱりおいしく、つくっておくと手軽に数日楽しめます。
身に薄く塩をふり、お酒をかけて蒸すだけです。保存容器に入れて、ほぐしてツナのように使います。サラダや大根おろしをかけたり、ポン酢しょうゆやしょうがも合う。朝はハムやベーコンの代わりにマヨネーズとあえてサンドイッチの具にすることも。
かつお1/4尾分と中骨
「漬け」でストック。中骨の周りはほぐして“ふりかけ”に

左は「かつおの漬け」右上は「ふりかけ」下は耐熱皿に入れて蒸し器で蒸したあとの「なまりぶし」
「かつおの漬け」は、かつおをひと口大に切ってみりんとしょうゆに漬けるだけ。「ふりかけ」は中骨からこそげた身をしょうゆ、酒、みりん、砂糖、しょうがで炒ったものです。
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▼小林まさみさんの「明石旅」のお話はこちら

小林まさみ(こばやし・まさみ)
料理研究家。小林まさみ料理教室主催。実用的でわかりやすいレシピと何度でも食べたくなる家庭的な味に定評があり、テレビや雑誌、料理教室で活躍中。近著に『ちょい漬け』(技術評論社)『料理がもっとおいしくなる レシピの行間を読むレシピ』(成美堂出版)ほか
●インスタグラム@kobayashimasami.masaru
●オフィシャルサイト https://masami-kobayashi.com/
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