• 熊本県・阿蘇の山奥で平日は畑仕事、週末は夫と小さなレストランを営んでいる折居多恵さん。もともと雑貨クリエイターとして東京で店を経営しており、田舎暮らしをしたかったわけではないそう。移住後は暮らしのほとんどが手づくりに。初めての経験に日々、新しい自分を発見しています。今回は「畑の野菜やハーブは花もおいしい」と気づいたお話です。

    夏の畑は野菜とハーブの花ざかり

    私の夏の朝は、寝起きの顔に日焼け止めを塗り、ぼーっとしながら畑に出るところから始まります。

    まずは黄色いズッキーニの雌花が咲いているのを確認します。そして雄花を摘み、おしべの花粉を雌花のめしべにくるっとつけます。

    それから野菜やハーブに水をあげ、野菜の収穫を済ませてから朝ごはんに。その食卓には、受粉が終わったズッキーニの雄花が登場します。

    画像: パクチーの花

    パクチーの花

    畑にはズッキーニのほかにも、かわいい野菜の花が咲き乱れます。

    香りの強いパクチーは白くてはかなげな小さな小さな花を、どんな料理でも合う万能なディルは、まるで線香花火のような黄色の花、大根はほんのりピンクが入った白い小さな花、凛として香り高いにらは小さな白い花、バジルはすごーく小さいのにちゃんとバジルの香りがする白い花などなど。

    画像: スープセロリの花。ハーブは名前通りスープや煮込みに、花はサラダに散らして使います

    スープセロリの花。ハーブは名前通りスープや煮込みに、花はサラダに散らして使います

    どれもこれも、野菜の姿からは想像もできないくらい愛らしいのです。味わいは? というと、ちゃんとその野菜やハーブの味がするのだから不思議です。

    画像: 左はポリジの花、右はカレンデュラ

    左はポリジの花、右はカレンデュラ

    画像: ブルーマロウの花

    ブルーマロウの花

    移住して間もないころ、料理人の友人が畑を歩きながら「これも食べられるんだよ」と教えてくれて、初めて口に入れたときは、その味わいにしみじみ感動したものです。

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    画像: 野菜とハーブの花は飾ってもかわいい!

    折居多恵(おりい・たえ)
    雑貨クリエーター。大手オモチャメーカーのデザイナーを経て、東京・代官山にて週末だけ開くセレクトショップ開業。夫(フレンチシェフ)のレストラン起業を機に熊本市へ移住し、2016年秋に熊本県産山村の限界集落へ移り住み、農業と週末レストラン「asoうぶやまキュッフェ」を営んでいる。
    https://www.ubuyamakuche.com/
    インスタグラム@kuche_ubu



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