新しい年のはじまりを、手づくりのおせち料理でお祝いしてみませんか。 料理家の松田美智子さんのレシピなら、はじめての方でもおいしく安心してつくることができます。今回は、お正月の定番「お煮しめ」のつくり方を教わります。
(『天然生活』2022年1月号別冊付録掲載)
(『天然生活』2022年1月号別冊付録掲載)
「お煮しめ」のつくり方
具材ひとつひとつの味が立つように、火のとおりにくいものから鍋に入れていきます。
材料(2人分)
● 干ししいたけも | 大きめ2枚 |
● こんにゃく | 1枚 |
● 塩(下処理用) | 小さじ1/2 |
● 鶏もも肉 | 1枚 |
● ごぼう | 1本(30cm) |
● れんこん | 中くらい1節 |
● にんじん | 1/3本 |
● きぬさや | 7枚 |
● A | |
・ 水 | 2カップ |
・ 酒 | 1/2カップ |
● 三温糖 | 大さじ2 |
● 薄口しょうゆ | 大さじ2 |
つくり方
1 干ししいたけは、霧を全体に吹いて15分おく。軸の付け根に包丁の刃先を入れて軸をはずし、4等分のいちょう切りにする。軸は、かたい石づき部分を除く。
2 こんにゃくは、塩をよくもみ込む。鍋に入れて水をたっぷり加え、20〜30分ゆでて水分を抜く。水けをきり、粗熱が取れたらスプーンでひと口大にちぎる。
3 ごぼうは皮つきのまま洗い、斜め乱切りにする。スがあれば除く。れんこんは皮をむき、ひと口大の乱切りにする。にんじんは皮をむき、小さめの乱切りにする。きぬさやは、両端を落として斜め半分に切る。
4 鶏もも肉は、皮と余分な脂を除き、厚い部分には隠し包丁を入れて、大きめのひと口大にそぎ切りにする。
5 土鍋に2を入れ、から炒りする。1のかさと軸を加え、Aを加えて煮立て、ふたをして10分煮る。4を加え、三温糖を入れ、再びふたをして10分煮る。ふたを取り、ごぼうとれんこんとにんじんを加え、紙ぶたをして15分煮て味をみて、薄口しょうゆを加えてさらに5分煮る。きぬさやを加えて火を止め、盛りつける。
<撮影/公文美和 文/美濃越かおる>
松田美智子(まつだ・みちこ)
料理研究家。日本料理をベースにした家庭料理教室を主宰。著書に『家庭料理は郷土料理から始まります。』(平凡社)、『季節の仕事』(扶桑社)など多数。インスタグラム:@michiko_matsuda
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです