ローストビーフや魚料理によく合う「松葉オイル」
植物をオイルに浸け込み、成分を移したものを、浸出油(インフューズドオイル)といいます。
松の成分を移した松葉の浸出油(松葉オイル)は、ローストビーフやポワレなどの魚料理との相性抜群。
サンマなどの青魚や、鮎・ヤマメなどの川魚ともよく合います。
マッサージオイルや軟膏としても使え、その場合はラードなどの動物油脂を少し加えると、肌なじみがよくなり、酸化もしづらくなります。
松葉オイルのつくり方
材料 (出来上がり 約90mL)
〈食用〉 | |
● 松葉(フレッシュ) | 20g |
● オリーブオイル | 200mL |
〈スキンケア用〉 | |
● 松葉(フレッシュ) | 20g |
● 太白ごま油 | 200mL |
● ラード | 小さじ1 |
※ドライの葉を使うときは分量を少し減らす。
つくり方
1 松葉をきれいに洗い、乾かす。
2 ホウロウ製の鍋に松葉を入れ、オイルをひたひたになるくらいまで入れる。
3 弱火にかけ、時々かき混ぜながら松葉の成分を浸出させる。オイルの温度は60~80℃くらいを保つ。
4 オイルが冷めたら、布またはキッチンペーパーで漉したら完成。あまり絞らずにおとす。
★ 消費期限の目安は、フレッシュの葉でつくった場合は約1カ月、ドライの葉でつくった場合は約3カ月です。
インスタライブのお知らせ
12月11日(水)20時~、山下智道さんのインスタライブを配信します。
柚子やかぼちゃの種、なつめなど、これから寒さが深まる冬に向けて、「体をあたためる」お茶を教えていただきます。
どうぞお楽しみに!
▼ご視聴は「天然生活インスタグラム」から
https://www.instagram.com/tennenseikatsu/
山下智道(やました・ともみち)
野草研究家。福岡県北九州市出身。登山家の父のもと幼少より大自然と植物に親しみ、野草に関する広範で的確な知識と独創性あふれる実践力で高い評価と知名度を得ている。国内外で多数の植物観察会・ワークショップ・講座を開催。
著書に『ヨモギハンドブック』(文一総合出版) amazonで見る 、『野草がハーブやスパイスに変わるとき』(山と渓谷社) amazonで見る 、『野草と暮らす365日』(山と渓谷社)amazonで見る など多数。
近著に『旅で出会った世界のスパイス・ハーブ図鑑 東・東南アジア編』 amazonで見る がある。
●公式サイト「野草研究家 山下智道」
https://www.tomomichiyamashita.com/
●YouTube:「山下智道のなんでも植物学」
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●Instagram:
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●X(旧Twitter):@herbtomo0901
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野草研究家・山下智道がアジア各地を旅して出会った風変わりでエキサイティングな植物たちを写真で案内する、新感覚のスパイス・ハーブ図鑑。
ネパール、タイ、ベトナム、マレーシア、フィリピン、台湾、韓国の7つの国で親しまれている香辛料、香草、薬草、野菜、果物、藻類などを、現地での様々な用途や日本で見られる近縁種とともに150種以上紹介。
植物を使った料理や製品、旅情あふれるマーケットや野山の風景も満載。