フランスの田舎町に暮らす、イラストレーターのイザベル・ボワノさん。「ハーブが大好き!」というイザベルさんにとってのごちそうは、旬の野菜やハーブを使ったシンプルな料理。そんなイザベルさんの食卓を見せてもらいました。
(『天然生活』2023年5月号掲載)
(『天然生活』2023年5月号掲載)
ハーブが主役の食卓

イザベル・ボワノさんの日々の暮らしのなかで、食事はとても大切なひと時です。
「健康のためにも、なるべく外食はしないようにしています。ふだんはお肉もあまり食べないですね」
そんな彼女にとって、両親の庭やマルシェから持ち帰った、旬の新鮮な野菜やハーブを使ったシンプルな料理が、なによりのごちそうです。
イザベルさんにとって、ハーブは決して脇役ではなく、メイン級の頼れる食材。
野菜本来がもつ甘味や苦味、土の香りを、ときには引き立て、ときには味に奥行きを出してくれるのです。

ズッキーニと玉ねぎをにんにくと炒めて、パセリをちらした一皿。野菜の濃厚な味を生かして塩は加えず、こしょうでアクセントをつける
〈撮影・イラスト/イザベル・ボワノ 取材・文/トリコロル・パリ(荻野雅代、桜井道子) 構成/鈴木麻子〉

イザベル・ボワノ(いざべる・ぼわの)
フランス・アングレーム在住のイラストレーター。雑誌の連載や本の執筆、雑貨のイラストなど幅広く活躍中。著書にNHK Eテレの人気番組を書籍化した『パリジェンヌの田舎暮らし』(パイ インターナショナル)など。
※記事中の情報は『天然生活』本誌掲載時のものです