Step4 襟を整える
裾の位置が決まったら、次は襟を整えます。
〈使用するもの〉
・着物ベルト
・伊達締め
1 肩幅を目安に着物ベルトの長さを調整する。

point
襟の後ろ側に指2本分くらいのすき間をつくっておくと、涼しげに見える。

2 左の身八つ口から着物ベルトを差し込み、帯の真ん中くらいの高さを目安に、右の襟をクリップでとめる。


内側から見た様子。
3 背中側をまわって着物ベルトを反対側に巻き、左の襟をとめる。


point
背中側にシワが寄っていたら、浴衣を軽く左右に引っ張って伸ばす。おはしょりの余っている部分なども下に伸ばし、シワがないようにする。
4 伊達締めの板の部分をへその位置に当てる。背中側でクロスさせてぐるっと巻き(ぎゅっと巻く)、ひもの両端を体の前側にもってきてちょうちょ結びをする。


5 結んだ部分を伊達締めの下にしまう。


6 背中側の縫い目を軽く引き、背中のシワを伸ばす。



〈撮影/星 亘 モデル/岡田菜友子(編集部) 文/太田菜津美(編集部)〉
熊谷宏子(くまがい・ひろこ)

茶道講師。着物コンサルタント。大学卒業後、コンピュータ関係のエンジニアとして勤務するが、数年後に体調を大きく崩し退職。今後の生き方と人並みの健康を模索するなか、東京・表参道のきゆるぎ治療院と出合う。きゆるぎの治療、セミナーでの学びにより、虚弱体質から一転、人生を大きく変容させた経験を活かし、「本当の健康」「本来の魅力を発揮すること」を世に広く伝えることを目標に、「なでしこ講座」をはじめ、さまざまな講座やヒーリングを行っている。
インスタグラム@nadeshiko.minori