• 花火大会などがある夏の時季、浴衣を着てみたいという方も多いのではないでしょうか。なでしこ会主宰の熊谷宏子さんに、はじめてでも自分で着られる浴衣の着付けを教わります。できるだけ余計な道具類は買わずに、家にあるものを使って美しく着られる方法をご紹介。

    Step4 襟を整える

    裾の位置が決まったら、次はを整えます。

    〈使用するもの〉
    ・着物ベルト
    ・伊達締め

     肩幅を目安に着物ベルトの長さを調整する。

    画像1: Step4 襟を整える

    point
    襟の後ろ側に指2本分くらいのすき間をつくっておくと、涼しげに見える。

    画像14: はじめての「浴衣の着付け」自分で着られる基本のステップ。補正から帯結びまでをていねいに解説/着物コンサルタント・熊谷宏子さん

     左の身八つ口から着物ベルトを差し込み、帯の真ん中くらいの高さを目安に、右の襟をクリップでとめる。

    画像2: Step4 襟を整える
    画像15: はじめての「浴衣の着付け」自分で着られる基本のステップ。補正から帯結びまでをていねいに解説/着物コンサルタント・熊谷宏子さん

    内側から見た様子。

     背中側をまわって着物ベルトを反対側に巻き、左の襟をとめる。

    画像3: Step4 襟を整える
    画像4: Step4 襟を整える

    point
    背中側にシワが寄っていたら、浴衣を軽く左右に引っ張って伸ばす。おはしょりの余っている部分なども下に伸ばし、シワがないようにする。

     伊達締めの板の部分をへその位置に当てる。背中側でクロスさせてぐるっと巻き(ぎゅっと巻く)、ひもの両端を体の前側にもってきてちょうちょ結びをする。

    画像5: Step4 襟を整える
    画像6: Step4 襟を整える

     結んだ部分を伊達締めの下にしまう。

    画像7: Step4 襟を整える
    画像8: Step4 襟を整える

     背中側の縫い目を軽く引き、背中のシワを伸ばす。

    画像16: はじめての「浴衣の着付け」自分で着られる基本のステップ。補正から帯結びまでをていねいに解説/着物コンサルタント・熊谷宏子さん
    画像17: はじめての「浴衣の着付け」自分で着られる基本のステップ。補正から帯結びまでをていねいに解説/着物コンサルタント・熊谷宏子さん
    画像9: Step4 襟を整える


    〈撮影/星 亘 モデル/岡田菜友子(編集部) 文/太田菜津美(編集部)〉

    熊谷宏子(くまがい・ひろこ)

    画像6: 帯を背中側に回す

    茶道講師。着物コンサルタント。大学卒業後、コンピュータ関係のエンジニアとして勤務するが、数年後に体調を大きく崩し退職。今後の生き方と人並みの健康を模索するなか、東京・表参道のきゆるぎ治療院と出合う。きゆるぎの治療、セミナーでの学びにより、虚弱体質から一転、人生を大きく変容させた経験を活かし、「本当の健康」「本来の魅力を発揮すること」を世に広く伝えることを目標に、「なでしこ講座」をはじめ、さまざまな講座やヒーリングを行っている。
    インスタグラム@nadeshiko.minori



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